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バッハを1日1本「読む」。まずは「リズム打ち」だけ。じっくり、ゆっくり。

「バッハを学べ。と、昨夜の夢で、楽聖バッハから啓示を言い渡された」
・・・なんてのは大ウソ。
単にいつもの気まぐれ。
まあ理由を並べると、以下の通り。

・譜読みの力をつけたい。
・バッハは昔から何となく好き。
・ちゃんとクラシックの基礎を作りたい。

ここ最近、いつの間にか、そんな気持ちにうすうすなっていた。
だから、ふと、バッハの譜面を「まず読んでみようかな」と、思いついた。
計画も目標もない。単にやってみようと思っただけだ。

そんな中でも、いくつかのこだわりは、自分なりに決めた。
それを今回は紹介しよう。


①まだ楽譜は「買わない」

本になっている、楽譜は、買わない。
どうせ買っても、続けないから。
毎日目に入るところに立てかけておいても、いつの間にかそれが部屋の風景と化し、ただの置き物になってる。全然読まない。
こんなことが、私の半生で、何十回、何百回あっただろうか。
だから、どうせ飽きるのなら、最初から楽譜なんて買わない。かえって萎える。
最近は、バッハの曲を無料ダウンロードできるサービスもある。
ありがたい時代だ。
読みたい時に、プリントアウトすればいい。

②「読む」のが第一。弾かない。

弾くんじゃない。読むだけ。
「1発でノーミスで弾ける!」ってくらい自信がつくまでは、ひたすら読む。
譜読みは、スキマ時間でもできる。
ピアノの前に座る必要はない。気楽だ。

③まず最初は、複数の曲に手を出さない。

私については、まずは1日1曲だけ。
もちろん、読み返さない方法、次々新しい曲を初見で読んでいく方法もある。
でも、私はまだそのレベルに達していない。
だからまず、1日1曲。いや、半分で終わっちゃうかもしれない。
そのくらいゆっくり、やろうと思う。

正しく読み取る力。
それを身につけたい。


欲張らず、あせらずにいこう。そう自分に言い聞かせる。


では次は、リズムの読み方を。

①右手パートだけ、50BPMくらいの速さで、リズムを打つ。


32分音符、なんてのも、普通に出てくる。
よくバッハの音楽で聞かれる、「タラララタラララ」ていう、素早く細かく刻まれる、あのリズム。
あれを、まず50bpmくらいの速さで、指で拍を打ちながら読む。
演歌や民謡くらいの速さだ。
あれを、「チョン・チョン・チョン・チョンあそーれ」って手拍子入れるくらい、ゆっくり、とにかくゆっくり読む。
それを、何回も繰り返す。
まず右がスラスラとリズム打ちできるようになるまで読み返す。

②左のリズムを打つ。

①と同様。左だけ、だ。まだいっぺんに左右両方読もうとしない。
何回も読む。
わかったつもりになっても、もう1回読む。左手だけ。
急がない、あわてない、欲張らないことだ。

③左右両方、合わせてリズムを打つ。

これは、できれば、でいい。
左右で混乱する場合は、①②のやり直しだ。
やり直しを恐れない。
振り出しにもどる、を、きっぱりやる。

④答え合わせ。1回だけ動画配信で聴く。

ありがたいことに、バッハくらい有名な楽曲は、どなたかが必ず模範伴奏をアップロードしてくださってる。それを再生するのだ。
その時、「あれ?」って、自分がとったリズムと違うところがある。
そこは、やり直しだ。
そこの小節だけ切り取って、右だけ、左だけ、両方、と、またリズムを取る。


ま、とりあえず、こんな感じで続けていこうと思う。
いつまで続くことやら、だが。
もちろん、練習方法は軌道修正していく可能性もある。

でも、まずはこうやって「継続する習慣」をつけたい。


まず1日1ページでもいいから、譜読みをする。
1小節でもいい。
できない日があってもいい。
バッハでなくてもいい。
とにかく軽い気持ちで、あまり意気込まずに、のらりくらりと続けよう。

2024.9.4

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