(素人ピアノ)手指の速さとタッチの話。長時間弾いてると、リキまなくても、タカタカ動く。
打鍵の力やスキルは、筋トレとは全く異なる。
10年くらい前だっただろうか。
指の力を鍛えるガジェットみたいなものが、発売されてた。
今もあるのかな?
指に多少刺激を与える程度ならまあ、アリかも。
しかし、あれは、常用するものではないと思う。
よく言われるように、指を痛めたら危険である。
(シューマンという名音楽家は、それで苦しんだそうである。受け売り情報だが・・・)
なぜなら、ピアノの鍵盤のタッチは、
単なる指の筋力・握力的なパワーとは全く異質のものだからだ。
ある意味、水泳筋肉や自転車筋肉に似ている。
泳ぎながら、乗りながらじゃないと付けられない筋肉。
筋トレやウェイトトレーニングでつける筋肉とは、明らかに異質だ。
ともあれ、鍵盤タッチの感覚を感じながら、かつ、必要な筋肉を育てる。
というか、
育てる、鍛える、って自覚はない。
長時間弾いているうちに、気がついたら、指が動くようになってる、って感じだ。
また、同じ動きをずっと連続で反復させる方法も、私はあまり効果を感じない。
(昔はハノンでそれをやってたが、手が痛くなる割にはスムーズさは育たない)
普通に、いろんな曲を乱取り(柔道みたい)しているうちに、自然と、指が動くようになってる、っていう感じだ。
言い換えれば、いろんな曲を弾いてるうちに、手指はそれだけですでに、大きな負荷がかかっている。
結論。
指の力をつけたいからといって、りきんで練習するのは、やはりよくない。
と、私も思う。
タッチの話。「指を歌わせる」
不思議なもので、長時間、のらりくらりと弾いてるうちに、指もタカタカ動くようになる。
また、鍵盤への指の置き方にも、自然と集中が向くようになる。
弾き語りの練習をしている時、右は主にメロディパートだ。
つまり、歌っているフレーズを、そのまま音符化している感じだ。
(ざっくりと説明するならば、という意味で)
当然、歌詞やフレーズにはメッセージがある。
どの言葉を、どの文字をはっきり読めば、それが伝わるか。
それを意識して歌う人も、きっと多いであろう。
それと同様に、
鍵盤の置き方のタッチも「歌うように指を置く」。
そんな練習をちょっとやってみた。
スマホで歌入りの原曲を再生しながら、それに合わせて、右手で歌詞の発声のイメージに似せて、音をトレースしていく。
まさに、「指で歌う、歌わせる」イメージだ。
いつもながらの自己流の思いつきでやってみた練習メニューだ。
これがなかなか良かった。
ああ、これなら、初見で歌う人や歌詞をうろ覚えの人も、歌いやすいだろうな。
そう考えると、ピアノソロのメロディパートは、単にフレーズの音符化だけではない。
1音1音のタッチの置き方を、歌うように、声に出すように、意識しておいていく。
鍵盤の沈み方とか打点箇所(いわゆるスイートスポットとでも言おうか)も、だんだんコツがわかってくる。
こればかりは、さすがに電子ピアノで練習するのは、おそらく難しいと思う。
アコースティックピアノでなくては、感じられない。
1時間そこいらの練習じゃ、私のようなシロウトは、鈍感で、わからない。
3時間以上弾いてると、私ていどの技量でも、だんだん分かってくる。
あー、アコピがほしーい。引っ越そうかな本気で。お金いくらいるかな。
なんて、わけのわからぬタヌキ算をも、鍵盤と同時に脳内そろばんまで、はじいてしまっていた。
ま、それはまだまだ遠い夢だが。
ピアノでいい音が出せたり、発見があったりした日は、なんだか1日が気持ちよく終われる。
生活のいろんな不安があっても、なんとなく呑気な気分になれる。
不必要な不安が、取り除かれる感じだ。
なんだか、楽観的な気持ちにさせてもらえる。
そんな気分で、構成や読みやすさもそっちのけで綴ってしまった。
読みにくくて、ごめんなさい。
2024.8.28
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