ぼっち旅行記・・・初訪問した街の全体に漂う、ふしぎな異世界感と魅力。
久々にホテルで迎えた朝。
ぜいたくに、長風呂に入りながら、地図を広げて脳内散策。
ほお、ここがあの有名な。
珍しい緑地や公園がいっぱいあるなぁ。
うーむ、結構距離があるのだな。計画的に回らないと。
なーんてあれこれ想像しつつ。
さて、早速、目当ての街へと思ったが、その前にどうしても行きたいところが見つかった。
なので、先にそっちへ。
海の向こうに浮ぶ島。
そこに、陸から一本道でつながってる。
まあ一本道といえども結構な太さの道だが。
今朝は風がなぜか強く波も立ってたので、道中、車が思い切り潮しぶきを浴びた。
あらら。こりゃ、後で洗車しないと。
ちなみに海の近くに置いてある車というのは、おなかから錆びていくらしい。
つまり車体の底、シャーシの地面側の面からだ。
だから海に行った後は、必ずホースを届かせて、シャーシの裏側を洗うようにしている。
まあそれはともあれ、最初に訪問したある施設。
建物がコンペ形式で選ばれた時は大変話題になったが、あれからもう30年。
でも、古びた感じはしない。
なるほどと感心しながら、数十分ほど散策。
さて次。
いよいよめあてのエリアへ。
近いようで結構遠く、高速道路を使った。
先週もここの隣の町へ来たばかりなのだが、ここはここで、またかなり雰囲気も違う。
なんだか不思議な懐かしさがある。
古き良き時代の街並みというか。
うーむ、時間があれば、隅々まで回りたいなあ。
なんなら、数週間くらい、住み着いてみたい。なんてね。
私が今住んでるところとか実家の方とは、全く毛色の異なる街だ。
興味深いお店とか。
「なにこれ?」って思うような史跡。
不思議な交通網。
なんだか街全体が、映画の中の世界にいるようだ。
未来的なものとレトロなものが両方入り混じってる。
そして、シュールというか異世界的な雰囲気の建物が、普通にその辺に佇んでる。
街の生活の一部として、もちろん現役でそのまま稼働してる。
ちょっとこれまで見てきた街とは違う。
そのギャップというか、特異性が著しく強い。
「なるほどな〜、これは、地元愛やファンの支持が強くなるわけだ」
今が2024年だと忘れてしまうくらい、不思議な感覚だった。
そして、何人かの人とも、変わるがわる、会った。
人の雰囲気は、そんなに特徴的な何かは感じなかったかな。
短時間だったからよく分からないが。
とにかく、「これはまたきてみたいな〜」と興味を誘われる街。
普通の街なら、一度くれば、もういいかな、で終わってしまう場合が多いが、
しかし、往復900キロの遠路を超えてでも惹きつける魅力が、この街にはある。
あるアパートを切り取ると、思いっきり昭和感。
あるカフェは、現代風のおしゃれないでたち。
両者がまさに混然と入り混じってるのが、なんとも面白い。
実は今現在、その街からもう自宅に帰ってきたのだが。
この、何か異世界から戻ってきたような余韻はなんだろう。
昨日の出発からまだ実質24時間とちょっとしか経ってないのに。
まさにこれこそが、ぼっち旅行の醍醐味だ。
今まで長いこと、この街を訪れるきっかけがなかった。
もっと若い時に、訪問してればよかったなぁ。
つくづくそう思う。
まだまだ知らないエリアもいっぱいある。
近いうちに、また行こうかな。
2024.9.22
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