音の分解遊びを、童心で楽しんでいる。(素人ピアノつれづれ日記)
初めて弾けるようになった、バッハのインベンション1番。
今日は、素人なりに、その美しさを解読しようとしている。
「初めはCdurで始まるのに、どうしてAパート(勝手に名付けてるが笑。7小節の目の中間までのことね)がGdurで終わるんだろう?」
「どこかで、転調してる?いやいや、最初はCdurのようで実はGの音がルートなんじゃないか?」
「この曲のコード進行ってGdurで始まってCdurで終わってるよね。途中の短調は、どこで、どのキーに変わってるんだろう?」
・・・などなど。
音楽理論なんてまともに勉強したこともない私が、おそらくメチャクチャであろう受け売り知識のツギハギで、勝手になんとなく音で遊んでる。
もちろん名曲であることのリスペクトは心得たうえで、だ。
私のような素人でもわかる、この美しい響き。
その正体は、一体なんなんだろう?
それにしても、
ポップスもどきの鍵盤叩きを、年数だけは、ダラダラやってきた私。
そんな私が、まさか、ここまで、
クラシックの楽曲に興味を持つとは思わなかった。
昔、幼い頃。
シャープペンの中身がどうなってんだろうと、分解して遊んだ時のような気持ち。
あの頃のような童心に、いまこの瞬間、返っている。
童心のままに、好奇心のままに、音を分解して遊んでいる。
不思議と、これをやってると、ますます曲が好きになっていく気がする。
「このトリルを体で覚えたいな」とか。
「ああだから、この指番号なんだ」とか。
次にやりたい練習のイメージも湧いてくる。
生活や将来の不安は、休日であろうと、どうしたって拭えない。
でも、そんな心の憂いも、この一瞬だけは、なぜか忘れていられる。
酒は嗜まない私だが、ピアノだけは、なぜか酔わせてもらえるんだ。
2024.11.3
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?