これから行きたいぼっち旅、兵庫方面。(手塚治虫・植村直己・コシノヒロコ)
気がついたら、行きたいところがいっぱいあるんですよね。
で、調べてみたら、結構互いに近いところに集中していたりする。
今回は、そんな場所をちょっと挙げてみます。
①手塚治虫記念館
私は、マンガが結構大好きである。
私なりの好みもあるが、新旧とわず、いろんなマンガに触れる。
オタク系だけど、品があるものが好き。
描写力のある漫画は好きだけど、グロテスクなものは嫌い。
戦いやバトルは好きだけど、人同士が傷つけ合う描写がやたら強調されてるものはかなり苦手。
そんな中で、やはり手塚治虫は、どうしても抜きには話せない。
でも私は、いわゆる2度の手塚ブーム世代より、後の生まれ。
私の世代から見れば、手塚の絵柄だけを見たら、やや「古臭く」も見える。
それでも手塚作品は、特にストーリーテラーとしての手塚は、私にとって、切っても切り離しようのない、重き存在感を放っている。
手塚治虫の漫画世界も実に多岐に渡る。
もちろん、いろんな場面、いろんな人間模様が描かれる。
しかし、不思議と、彼の手にかかると、下品さや血生臭さは感じない。
結局、手塚治虫という人はインテリジェンスに富む、品格に富んだ人なのだ。
だから、読み手も、安心して、大船に乗った気持ちで、手塚ワールドに没入できる。
こう思い立ったのも、宝塚サービスエリアに降りた時。
手塚グッズはもちろんのこと、新旧さまざまな漫画家さん、アーティストさんのイラストが多数目に入ってくる。
マンガ好き、イラスト好きの私は、思わず目をみはる。
ああ、宝塚とは劇場だけでなく、おそらくアートの街なんだろうな。
神戸という港町であったこと、国内外の文化の交流点、通過点であったことも、少なからず影響しているのかもしれない。
②植村直己冒険館
YouTubeをザッピングしているうちに、偶然見つけた場所です。
設計は栗生明氏。
建築家・槇文彦氏のお弟子さんですね。
私自身は登山に興味を持ったことはあまりないが、いっとき、トレイルランにハマりかけた時期があった。そこで、登山家という人たちの生き様というものにちょっと触れたことがある。
また、私が長年尊敬してきたあるアスリートの方がいるのだが、その人が若い頃から植村直己氏を大変尊敬しているということを、本で読んだことがある。
そんな人物の実像に、ちょっと触れてみたいな、と。
きっと新たな発見があると期待している。
③KHギャラリー芦屋。
デザイナー、コシノヒロコ氏の自邸が、なんと、一般公開されるようになったそうです。
これまた最近、偶然知りました。
設計は、ご存じ、安藤忠雄氏。
安藤さんの若い頃の作品は、実に挑戦的で楽しい。
この建物も、建築雑誌で知った頃から大変興味深い作品だった。
ただ、個人の住宅だから、実際に見れる機会はまずないだろうと思っていた。
それだけに、大変興味深い。
実は安藤忠雄氏の作品は、実際に中に入って体験できたものというと、意外にも、すぐには思いつかない。
それだけに、ここもぜひ訪れてみたいものである。
まとめ。
実は、この他にも、行きたいところは結構ある。
この秋、大阪には何度か行ったのだが、結局立ち寄れずじまいだった、なんてところも数件あった。
こういうのはやっぱり、「思い立ったが吉日」。
「行きたい!」っていう衝動に駆られた時が、ベストのタイミングだと思うのだ。
予算とか時間とか、不安もあるけど、経験という宝には替えられない。
もっと若い時、もっといっぱい、いろんな所に行っておけばよかったと、ふと後悔を感じる瞬間も、特に最近は多い。
だからこそ、後先かえりみず、エイヤァ!と勢いで行動してしまうってのは、無謀なようだが、実は貴重な態度だったりすると思う。
若い時であればあるほど、時に、一生を変えるほどの感動に出会える確率は高くなる。
自分はさほど若くはないが、実は今、これからの将来について、今、色々結構考えている時期だったりする。
だからこそ、新たなインスピレーションをもらえるかもしれない。
自分の考えが煮詰まっちゃった時は、多分、情報が枯渇してしまった時なんだと思う。
今がちょうど、訪れどきなのかもしれない。
2024.11.1