手指をこまめにお休みさせてあげよう(素人ピアノ)
ピアノをいっぱい弾いてると、知らず知らずのうちに、指が疲れてる。
睡眠そのものと同様、手指の休養とケアは大事だ。
休養している間に、筋肉や腱もまた育つ。
私流の、そんな方法を紹介。
最初に、おことわり。
(私は医学的な専門家ではなく、ここに示されたこともあくまで個人の意見であり、しょせんは素人知識です。必ず専門家の方に確認するなど、あくまで個人の責任で、判断、実践してみてください。)
①洗い物をする・・・手指のプチ足湯、プチ温泉。
私は幸か不幸か、食洗機といったものを持ってない。
単に、買う金がないからだ。
また、あの巨体が流しの上にドーンとのさばってしまうのが嫌だからだ。
だから、どうしても長い時間、洗い物で水やお湯に触れる。
最近、これがいいな、って思うようになった。
お湯に手をつけていられると、指の疲れがほぐれる感じがする。
「ああ、知らず知らずのうちに、こんな指が疲れていたんだ」
って、後から気づく。
ちなみに。
例えば、指と指の間のいわゆる「カエルの水かき」の部分。
例えば、ボトルを洗う時なども、何本かの指だけを無理に突っ込んで洗おうとすると、フチの部分でその「膜」を切ってしまう危険性もある。
無理をせず、ちゃんと長尺のボトル用ブラシを買って、洗ったほうがいい。
そんなに高価なものでもないし、安全だ。
手指の傷害で練習できなくなるリスク、治療費、精神的な辛さに比べれば、はるかにお得だ。
そもそも、汚れもよく落ちるからね、そのほうが。
ともあれ、油断は禁物だ。日常生活の中でケガの要因は想像以上に多いものだ。
手指ケアの道具は、極力、もったいぶらないほうがいい。
②手指を使わない運動
私の場合はウォーキングだ。
サンダルウォークをする時、当たり前だが、手をぶらぶらさせながら歩く。
すると、手に水分が落ちるというか、ちょっとむくんだような感じになる。
遠心力のせいか。重力のせいか。詳しいことは知らない。
もちろん、しばらくすればむくみは取れるし、楽になる。
私の感覚では、この過程の中で、なんとなく手指の疲れが散らされているような感覚をも覚える。
ともあれ、無理なことをさせない。ダラーっとさせておく、ってだけの話だが、手指に余計な仕事をさせない。何もさせない。そう言う時間を作るのも有効だ。
③さすると言うより、「なでて」あげる。
例えば、指と指の間のいわゆる「カエルの水かき」の部分。
ああいうところを、指のお腹で、軽くなでてあげる。
「こする」んじゃない。力が強すぎる。
「さする」でも、まだ強すぎるかもしれない。
「なでる」と言う言葉が、一番合ってる。
そう、なでる感覚だ。弱く、だ。
最近SNSで学んだのだが、こういう手指の「皮」っぽく見える箇所も、実は、複雑に筋肉や筋繊維が張り巡らされているそうである。
そう考えると、やはり大事にしないわけにはいかない。
うかつに日常生活で、けがをさせるわけにもいかない。
そう言う注意力、意識を絶やさないためには、ちょっとしたヒマな時間に、マッサージとまではいかないが、なでて癒してあげることは、有効だと思う。
まあ手袋をするほどまでになると、逆に面倒になってしまうかもしれないが。
ともあれ、そのくらい注意深くケアしていくことは、必要だ。
ほかにも、手のひらの、おわん、つまりへこんでいる部分。
指の関節。特に甲の側、つまり外側。
ぎゅうぎゅうとストレッチ的に伸ばすのは、むしろ危険だ。
指のおなかで、軽くなでてあげるくらいでも、十分気持ちいい。
そう、この「気持ちいい」感覚が大事だ。
④違和感を少しでも感じたら、早めに休ませる。
むしろ神経質なくらいで、ちょうどいいと思う。
「痛み」が出てからでは、遅い。
「あれ?」「なんとなく・・・」の違和感を感じたら、早めに休ませる。
「人の演奏を聴く」。
「片手練習」。
「譜面を読む」。
手指を休ませながらでも、できることはいくつもある。
気持ちの切り替え、すなわちメンタルコントロール。
これは、何事においても、長く続けていきたいのなら、どうしたって不可欠だ。
ましてや手指は、体の一部。生身の肉体だ。
あなどってはならない。
体は消耗品だ。いやおうなしに、すり減っていくものだ。
体を長持ちさせたいのなら、
日々のメンタルコントロール。
具体的なケアの実践。
これらは、どうしても必要だ。
ある意味スポーツに似ているが、共通していることも実に多いと思う。
いつも使い慣れている、働き者の手指たちだ。
だからこそ、
おりをみて、愛情を込めて、感謝を込めて、ケアをしてあげよう。
2024.9.3