「学び続けよ。それが人間の使命」(とっておきの一書・一節①)
「本はともだち」と、昔、恩師はよく語られた。
最近、その意味をしみじみ痛感する。
本は、心に直球で入ってくる。
心の根っこから、前向きな気持ちを、テコのように持ち上げてくれるんだ。
友達同士の会話だけを当てにしてると、なかなかこうはいかない。
そんな話題が昇ってくれる素敵な偶然も、稀にはあるけど。
てわけで。
私なりのおすすめ本を順次紹介。
その1冊目が、これ。
『MASTERキートン』第2巻
(勝鹿北星・浦沢直樹 共著/小学館)
若い頃から、場面場面では惹きつけられるものがあって。
文字情報が多いから、じれったくなって飛ばし読みばかりしてたけど。
最近読み返すと、じっくり掘り下げて読めるから、楽しいと感じるようになった。
それで、だ。
この作品、この一節を思い出すと、血がさわぐんだ。
本能が目覚めるというのかな。
冷めかけてた情熱ってやつが、ふつふつと蘇ってくるんだ。
今回言いたいことの結論。
「人間は一生、学び続けるべきです。
では、なぜ学び続けるのでしょう。
・・・・それが、人間の使命だからです。」
この「・・・・・」の「間」が、深い。
実に深みを感じる。
学びが人間の「使命」だなんて・・・
こんな表現に、初めて触れた。
もうそれだけで感動ものでした。
まあこのお話、基本は、探偵もののような構成。
ちょっとサスペンス的な回も、時にある。
だから、いわゆる純粋な学術的ネタを期待すると、期待外れになっちゃうけど。
ただ、設定と背景にまつわる情報量は豊富。知的好奇心は満たされます。
血生臭い場面も少々はありますが、基本、知的で上品な絵柄とストーリーです。
それにしても原作者の勝鹿北星氏って、何者なんでしょう?
大物格の片鱗を窺わせるというか。
誰か、超大物が覆面ペンネームで語ってる気がしてならないのですが。
ご興味のある方は、まずは古本屋でまずは手に取ってみては?(タダなので笑)
基本、一話完結だから、どの巻から読み始めても、スッと作品世界に入れます。
一応リンク。(ステマじゃないよ、もちろん。)
今回の話の要点は、ここで終わり。
以下、蛇足なので、スルーしてくださいね。
2024.11.17
おまけの話。
こっから先は、どうでもいい内容ですが。
どうしてこの本を紹介するに至ったかって、その理由。
いや、ついさっきまでね。
毒舌シリーズの投稿原稿を、このnoteで作ってたのよ。
岡田斗司夫さんのyoutube見ながら、ちょっとひらめいたことがあって。
(切り抜きなんですけどね)
まあ別に岡田さんの受け売り、丸パクリではなく。
これを起爆剤に、私の中で考察してたわけ、色々。
まーよーするに。
ルッキズムを克服するには、大悲劇を人々は経験するしかない、って結論。
(やな話だねー、我ながら。苦笑)
ってことを書きたかったの。
んでさ、じゃあ、どうやって克服するのかって。
「学ぶしかないでしょ」「学び続けるしかないでしょ」
ってのが、私なりの今の結論。(それ一点だけじゃないけどね解決法は)
それをどう表現すればいいのか、って言葉を探してたわけ。
いい?大きな声で、叫んじゃうよ。
耳に手、当ててね。
人類が人類を救うには、知性の開拓しかない。
だけどその知性を触発、啓発するために、外的圧力に頼るのは、いかなる理由・手段であれ、間違ってる。
だったら、人が人を救う道はひとつ。
「みずから学ぶ」
それしか、ないじゃないか。
・・・はい、絶叫、終わり。
てことを言いたかっただけなのよ、要は。
(まあ実は、「道は一つ」だけじゃないんだけどね。
とりあえず今のところは、方便として、こういう表現をしてます。)
でもねえ、・・・なんだか、伝わるって実感が、自分でも湧かない。
それで、今、ちょっと行き詰まっちゃって。
自分の言葉で訴えるって、難しいよね。
言いたいソースはアタマの中に、あるのにね。
いざ表現となると、何だか、こんがらがっちゃう。
うーん、そんなことより、もっとカンタンにさ。
私が言いたいことってあるんだけど。
んで、考えたのが。
「そっか、私のイイタイコトが表現されてる本を、紹介するといいんだ」
って結論になった、ってわけ。
ま、そんなわけで。
好きな本だったら、すでに、いっぱいあるから。
これからも紹介していこうかな。
2024.11.17
※サムネ画像に、表紙の装丁デザインを一部切り抜き画像として、使わせていただきました。
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