S1グランプリ2023 出場した感想まとめ
2023年11月10・11日
「S1グランプリ2023」という営業の大会に出た。結果は準優勝。
この大会に出た感想や詳細を出場者の目線で記録として残しておこうと思う。
誰かの参考になれば幸いである。
自己紹介
梅田翔五
株式会社セレブリックスで「SQiL Career Agent」という営業パーソンのキャリアや転職の支援をする事業の責任者を務めている。
プロフィールこちらにまとめているので、ご興味ございましたら。
(転職やキャリアのご相談もお気軽にどうぞ)
S1グランプリとは
営業職の技術を競う、日本最大級の営業の大会。
今年で第7回だったそうなので、おそらく2017年からやってるのかな。
毎年規模が拡大しているようで、今年は出場者約100名、視聴申込者2,500名超とかだったそうな。
(ここ正確じゃないので、大体で捉えてください)
審査員や司会も著名なビジネスパーソンの方が揃っており、スポンサーにもセールスフォース社がいたりで、まあ色々いかついわけ。
大会の形式
毎年少しずつ変わっているようなので、あくまで2023年の形式について。
まず、最初に書類選考があった。
記憶が曖昧だが、自分のこれまでの営業としての実績と営業としてのコダワリや強みとかを書かされた気がする。
正確な数字は把握していないが、ここの書類選考で半分以上がふるいに掛けられているらしい。
その後、面接が2~3回。
この面接がけっこうシビアで、これまでの営業活動について根堀り葉掘り聞かれる。転職活動の面接みたいで、僕は職業柄ちょっと楽しかった。
ただ、2回目の面接で
「優秀な方なのは伝わってきますが、少しオリジナリティに欠けますね~」
みたいなことを面接官の方に言われて、(あ、これ落ちたわ)とぶっちゃけ思った。
そのため、通過連絡が来た時は素直に驚いた。
ここまでの時点で、約100名から6名が選出され、FINALに出場決定。
そしてFINALは、6分のプレゼンで3名が勝ち上がり、10分のロープレで優勝者決定。ちなみに優勝決定は、プレゼンとロープレの合算点。
オンラインで配信されているのはFINALの部分のみなので、実は見えないところで闘いは既に始まっている。
以下、感想をツラツラと
結論
出て本当に良かった。
もし出場しようか悩んでる営業パーソンがいるなら、出ることをオススメする。まず出て損することは1つもないし、得られるものがある。
出て良かった理由
「営業」「プレゼン」「ロープレ」についてものすごく考え抜く機会になった。S1のために頑張った約1ヶ月で自分の思考を深めることができた。
FINAL当日でのプレゼンやロープレより緊張する機会は、今後しばらくなさそう。だって営業の人達に自分の営業についてプレゼンしたり、ロープレを1,000人以上にリアルタイムで見られるんだから。どう考えてもしんどいでしょ。
とてつもないプレッシャーを乗り越えた感覚。度胸と自信がついた。
S1運営や審査員の方々、出場者の方々、皆さん本当に素敵でこの大会を通して出会うことができて良かった。
1つの大きなイベントを皆で作り上げた、まるで学生時代の文化祭のような達成感もあった。
準優勝という成果を得ることができ、今まで自分やセレブリックスのことを知らなかった方々に認知してもらうことができた。
実際、自分が事業責任者を務める「SQiL Career Agent」にも問い合わせが来たりも。
出る前に知っておくと良いこと
FINALの準備はものすごく大変。想像の10倍と言っても嘘ではない。
他の出場者の方々も皆口を揃えて「大変だった」と語っていた。
2〜3週間前からは平日夜、土日はほぼ準備に使うことになると覚悟しておいた方が良い。僕は約3週間禁酒をした。
特にプレゼンの準備が大変。
今年は制限時間が6分だったが、これが曲者。6分なんて楽勝じゃんと思うかもしれないが、逆である。
6分じゃ話したいことの半分も話せず、とにかく削ぎ落とす作業が発生する。何が本当に伝えたいことなのかがわからなくなってくる。
僕は前日までスライドを修正し続けた。
職場の方々から応援してもらえるように、事前に出場の許可を取ることをオススメする。会社によっては広報申請とかもあると思うので。
ログラスさんは会社全員で髙橋さんを応援していて、素晴らしかった。
当日の会場は、とても雰囲気が良い。
緊張していたので自分に楽しむ余裕があまりなかったが、本当に温かい空気だった。
当日用意されている弁当がめちゃくちゃ美味い。
ただ出番前で緊張してるから全く食欲がない。
寿司とすき焼きどっちが良いですか!?と聞かれて、心の底から(どっちでも良いよ!)と思っていた。
その他
大会の数日前に、X(旧Twitter)でこんな投稿を見た。
「営業を評価するのはお客様だから、営業が営業を評価する大会は好きじゃない」
この投稿を見て、僕は素直に(そういう考え方もあるな)と思った。
なるほど、と。
ただ、そこまで固く考える必要もないかなぁというのが僕のスタンス。
例えば、グッドデザイン賞もデザイナーがデザインを審査しているが、本来デザインとはお客様のためなわけで。
いろんな評価基準があって、いろんな盛り上がりがあって良いじゃないか。
この大会を見て、営業を頑張ろうと思えた人が少なからずいたと思うし。
もちろん、こういう大会が好きじゃないという方々のスタンスも否定する気はないので、要は価値観や好みの話でしかない。
僕はエンタメが好きなので、こういうのは好みなのである。
そしてもう1つ言っておくと、S1で準優勝したからと言って、僕が本当に約100人の営業の中で2番目の営業なのかと言うと絶対にそんなことはない。
もしかしたら実際に同じ会社で営業として勝負したら、僕は最下位になるかもしれない。
大会とかコンペというものは、大体全てそういうものである。
審査員の好みもあるし、運もあるし。
そんなことも丸っとひっくるめて、僕はS1が楽しかったということを伝えたい。
そしてこの大会が今後も盛り上がっていくと良いなと思い、陰ながら応援していこうと。
そんな思いを込めて、こんな記事を勝手に書いてみた。
おわり
PS.
Xで #S1グランプリ2023 と検索すると、当日の様子が色々出てくる。