【仕事】言った通りにできない人・言ったことしかできない人
どちらも、もうちょい考えてやってほしいんですが…
言った通りにできない・やってくれない
講師でやってるワークショップでも、他の普段の仕事で依頼するときでもそうなのですが、「言った通りにできない・やってくれない」人はある程度います。
もちろん私はお願いごとをするときには、人一倍気を遣いますし、相手がやるにしてもできる限り解釈に揺らぎがないように配慮はしますが、それでもこちらの意図通りに進まないことはあります。
相手の理解力があまりなくて、どんなに細かく書いてもできないという場合にはもはや能力や資質などどうしようもない場合もあります。この場合には一人ひとり寄り添ってできるように進めていくのですが、タチが悪いのは「言ったことは理解しているが、言った通りにはやらない」という謎の自己流が入る人です。
特に研修などでやるときには、まず講師やワークショップの資料にあるように進めてもらうのが基本です。ですが、実際始めてみると、一瞬はできてる風なのですが、見ているとあれ?こんな指示してないぞ?という動き方をしてくれます。そういう人に限って「自分はよく分かってるんだ」という口ぶりなんですが、グループワークもあるので一定の同じクオリティを出したいですし、場を乱して欲しくないのですが…
習う側はもう少し謙虚に取り組んで、まず基本にならって動くことで場自体が良くなります。みんなで一緒にやる場ですから。守破離でいえば、しっかり守をやりましょうと言いたくなります。
言ったことしかしてくれない
これはまた別の場面ですが、もう少し自主的に動いて欲しいところや、状況に応じて対応して欲しいところに対して、こちらで言ったことや渡した資料のままにしかやってくれない人もいます。
例えばアイディアをだしてもらいたいときに、アイディアを書き出すフォーマットをお渡しするのですが、そのフォーマットにある箱の数どおりに埋めてくるパターンです。例えば、アイディアを書く箱が5つあるフォーマットだと、きっちり5つを埋めて、それで終わりとなってしまいます。
アイディアなのでもっとたくさんだしてもらってもいいし、でなければ3つでもいいのですが、フォーマットに5つ箱があるから5つ埋めるというのをキッチリやってくれます。埋めることが目的ではないのですが…
これも結構私も気を遣いつつ、「お渡ししたフォーマットは5つの箱になってますが、5つ埋めればいいわけではありません。3つでもいいですし、いっぱい書ける人は自分で拡張したりしてくださいね」とアナウンスを予めしておく必要があります。
常に考え続けよう・質問しよう
言われたことどおりしない、言われたことしかしない、どちらにしても足りていないのは、何故そのような指示やお願いになっているのか?そこにある背景は何か?その背景の中でどこまで自主的に動いたりカスタムしたりできる余地があるのか?というところに意識が行ってないこと。
そして、それをピュアに聞いて確認したりするようなコミュニケーションが足りてないなあって思います。このような状況を感じ取った場合には自分の方からコミュニケーションを取りに行ったりはしますけどね。
ともかく、思考停止をしないで、勝手な解釈をしたり、確認せずに進めるのではなく、コミュニケーションをする…できてなくても意識を持つだけでも改善されてくると思います。