【アジャイル】ふりかえりが日常になる
↓の記事を読んで「ふりかえりが日常に溶ける」って良いなあと感じました。
カイゼンし続ける日々
実際自分の仕事の中でふりかえりが日常に溶けているかというと、会社の仕事のレベルではそこまで行ってません。今自分のやっている仕事は主に個人の仕事ですし、やっているとしても月数回ある講師のワークショップの後にはふりかえりを実施して次のワークショップのカイゼンに繋げます。
ただ、個人というレベルではほぼ毎日ジャーナリングによってその日自分がやったことや感じたことは書き出しています。今日のことを思い出すだけでも考えが巡りますし、書き出せばそれを見てさらに頭が働いて気づきがでてきます。
よって、自己評価ではあるものの、個人レベルではふりかえりは日常に溶け込んでいるものだなと思っています。
もっといえば、毎日note更新も毎日のふりかえりに近いのかもしれません。
その日のことを書いているわけではなく、数年や10年前などかなり昔の過去感じたこともnoteに書いたりしていますが、改めて思い出して文字に落とすだけでも立派なふりかりになっているんじゃないかな、と自分では思っています。
「体験済み」だからこそふりかえれる
先の野村総合研究所の森さんの記事にもありますが、ふりかえりでチームビルディングするというのは、確かに良いなと思いました。
アジャイルなプラクティスの中には「可視化」や「むきなおり」などもありますが、どのようなやり方にするかは置いといて「ふりかえり」は誰にでもできる下地が既に与えられているものだと思っています。
それはふりかえりは過去を見るものであり、各人が自分で「体験済み」のものを共有していく場なので、ふりかえりをやるための情報は自分の中に既に持っているはずです。
もちろん、細かい所は忘れてしまったとか、憶えていてもそれをうまく言語化できない、言いたくないなど実際に表出されて共有されない場合もありますが、とはいえ、チームとしてはそれをリーダーやメンバーから引き出せば「ふりかえり」は回り出すはずです。
回り出すまでも大変だろう…と思われるかも知れませんが、そこで様々なふりかえりのプラクティスをどんどん試していけば良いんだと思います。もちろん、言いたくないこともいえるような場作りが一番大事だと思いますので、まずはコミュニケーションの課題から取り組む必要はあると思います。
雑談だってふりかえり。肩肘張らずやればよい
先の森さんの記事にもありますが、雑談でふりかえりもできますし、チャットでもできるわけです。ふりかえりでゲームもできるようですし。
自分とよく仕事をさせてもらう市谷さんも、まずやってほしいアジャイルのプラクティスとして「ふりかえり」を挙げていました。本来はタスクの可視化が先ですが、それすら見いだせない組織もあるので、まずやってきたことをふりかえろう、やってきたことなら言えますよねという考え方です。
僕自身「学びを得ること」「カイゼンしてよりよくなること」はとても好きですし、やり続けたいという思いもあります。そしてふりかえりは過去から現在へを線で結んだものを眺めて現在のあるべき状態とそのギャップを見てどうカイゼンするかを見いだすもので、ダイレクトにカイゼンに効いてくるものです。
もっと個人レベルでも、チームレベルでも、ふりかえりを当たり前にやっている状態が会社の中に広がると、もっと仕事に意味を持って楽しくやれるのにな、と思っています。