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【仕事】批判でもリアクションがあることが大事
ネガティブフィードバックも大事なリアクション。
アカデミアでの研修講師での出来事
今年度に入って社内のアカデミアの講師の初登壇をしました。
今年度から一度に受ける受講生が1.5倍になり、それをリモートでこなすことになりました。やはり人が増えると面白いもので、全然話を聞いてない人(同じ説明を何度もした…)、なんでそんな間違いするの?という人、平気で別業務を内職する人など、講師側としても挫けないように!と改めて奮起させられる場面が増えた印象でした。
そして日本人の特性か、こういう研修で質問がないかと問いかけてもなかなかでません。そして基本的には流れに沿って研修は進んで滞り無く終わります。
しかし最近行った研修はひと味違いました。
研修で扱っているテーマそのものに疑問を持つ声を研修中にいただいたのです。
まず研修は進める、別議論にさせてもらう
どういうテーマ内容かは会社の秘匿情報に関わるのであえて書きませんが、
そもそも〇〇が何かわからない
事前学習の動画も観たが、ふんわりしたことしか言ってない
これまでと何が違うんだ、何故これをやらないといけないのか
既にできている人もいる
経営層や企業構造を変えないとできない
と、そもそも的な話や根本的な話を問いかける内容を研修中に投げかけてくれたのです。
このような話は、1回2回のQ&Aの応答では相手の方の腹には落ちません。
かといって誤魔化して進むと、他の研修参加者に不安や疑念を与えてしまいます。
私はある程度、自分で説明できる限りのお話はさせていただきました。
そしてこのまま研修中にディスカッションや意見交換になってしまうと、そもそも研修が進まなくなってしまいます。他に参加されている人は、理解できている人もいるし、できていなくても研修中のグループワークの中でも価値を感じてくれている人も実際にいました。
なので、ここは別途その方とディスカッションをする場を用意することで一旦納得をいただき、研修を進めることにしました。
タフで刺激的なフィードバックはありがたい
昨年度も十数回やってきている中で、そもそも論で疑問提起をされたのははじめてでした。でもこのようなフィードバックがあって逆に良かったなと思っています。
何も反応がない、質問もないとなると本当に分かっているのか、本当に価値を感じてもらっているのかわからなくなります。勿論、研修後アンケートやその後の活用動向のトラッキングもしていて、一定の成果はあるのですが、みんながみんな全部OKというのが本当に良いのかは疑問です。(むしろそちらの方が異常かも)
今回のようなタフで刺激的なフィードバックは、さらに研修内容ややろうとしているテーマをまた前進させてくれるようなものになるかもしれません。実際に、このようなネガティブフィードバックが出るようになったということは、様々なタイプの人に興味や関心を持ってもらえたということなのではないかと捉えています。