モブワークをやりたくなった 〜アジャパー2024視聴会に参加しました
こちらのイベントですね。
今回5人の登壇がありましたが、メーカー多めでハードウェアのアジャイルや営業×スクラムという言葉もあり、ソフトウェア開発領域以外の話が多く聞けるのかなと期待しておりました。
私としては、「モブワーク」と「心理的安全性」の大切さを感じたイベントでした。全般的にその両方の話が多かったです多かった印象です。
モブワークは、集まってみんなでやる、それによってコミュニケーションコストを下げる。一緒にやる人の中に意思決定者も入れて判断を早める。新人も一緒に入れて早く成長させる、など様々な効果があります。
どうしても意思決定者というか、課長や部長も巻き込むとどうしてもその人の発言に引っ張られてしまいそうですがモブワーク中は同じ画面の方を(大きなディスプレイにCAD出したりして)みんなで見て一緒につくっていくことで、上下関係なく議論ができるという効果があるというのは面白かったです。(あとでDiscordでトヨタの方に答えていただきました)
営業×スクラムでも、モブワークの話をされてました。営業のモブワークって何だろう?と思ったら、ロールプレイングや提案書作り、そしてテレアポとのこと。
テレアポのモブワーク「アポモブ」の話もされていて、一緒に集まって同じ場所で電話でアポイントを取る業務をするそうです。
面白いのがゲーム性を出す事。誰が一番最初にアポ取れたかを競争することでゲーミフィケーションの効果をもたらす。
そしてアポイントに関する課題もその場ですぐに共有できるというメリットもあるそうです。
どうしても最近リモートワークの多い私としては、自分自身もそうですがリアルに集まることをなかなか言いにくかったり、強制するわけにもいかないという気持ちがあります。
ただ、心理的安全性の話もそうですが、どう頑張ってもリモートワークでは作り切れない関係性というのはまだあるかなと思います。リアルのメリット、リモートのメリット両方をうまく使い分ける必要があります。
営業×スクラムの方の仰っていた「時間と場所の共有」という言葉は印象的でした。時間の共有はデイリースクラムやふりかえりなどのスクラムイベントになります。仕事の話をするだけではなくチェックインを意識する、ふりかえりでは「気持ちのふりかえり」をするという点は参考になりました。
場所の共有については、集まることの意味、その効果を実感してもらって、その上で楽しく仕事をする。そのための説明と工夫、そして何度かトライをして感じてもらうという地道な活動が必要と感じました。
営業×スクラムの方もモブワーク以外でも週1回のチームランチを行ってるとも仰っていました。
モブワークは良さそうだなとこれまでも思っていましたがなかなか実施できていなかったです。非開発系で様々な種類のタスクがあり、どうしてもマルチタスクになると分業する方が効率的だなと感じてしまいます。
リーン開発の考えからすると、シングルタスクの方がスイッチングコストも下がり、仕掛かり中を減らすことで価値のアウトプットを早く出すという点も理解できます。
今の仕事でどうモブワークを活かすか、改めて向き合ってみたいなと思いました。
他にチームビルディングとふりかえりに関しても気づきがあった点はまた別の記事で書こうと思います。