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異国の地フィリピンで仕事を始めて1ヶ月で無職へ。①

私は25歳の歳にフィリピン🇵🇭で仕事する!!!と決め渡航しました。

日本にいる間にリモートにてフィリピンで勤める会社の方と面接。(本社は日本にあり、各国に支店がある人材紹介会社)

見事採用。
2018年8月〜フィリピンのマニラにて仕事が決まった。

私は2歳に日本に来て中学校までフィリピン国籍でした。その後帰化をしたので今は日本国籍を取得してます。(帰化した時に名前も変えました。)

日本は二重国籍が認められてないため、20歳の時に他の国の国籍は剥奪する必要がある。
私はもちろん日本国籍のみを選択。


ただここで悪魔の囁きが
人材紹介会社の人事で働いていたSさん(45歳くらい?)に

“ジョアナさん帰化したのよね?それなら元々フィリピンパスポート持ってるよね?更新しに六本木のフィリピン大使館に行ってください”

ん????
海外での就業VISA手続きなどを行っているSさん、私からしたらその専門のプロ!!

信じたら良いのかなと思い六本木にあるフィリピン大使館へ。

言われた通りの事をしたら
パスポート更新ができてしまった。
(悪魔でこれは私も非がある。もっと調べろ。もっと疑えと昔の純粋で若かった自分に伝えたい)

Sさんに更新できた旨を伝えると
航空券を取るのでパスポートの写真をくださいと。

ん????
日本人としてじゃなくてフィリピン人として行かせるつもり??

そうなんです。
フィリピンでの外国人の就業ビザは手続きが大変で時間がかかり、コストも高い。

要は私をフィリピン人として行かせて、フィリピンに住んでもらえれば手続きが簡単でVISAも必要ないから。

プロが言っているならそれでいいのか?
と母親にもそれは無理だよと言われていたが、いや会社の人事のプロが言ってるんだよ?と反抗。


そのまま渡航当日。
フィリピンパスポートにて空港カウンターへ。
『在留証明書お出しください。』

わ??持ってるはずがない。だって私日本人だもん。
『持ってないです。』
『そしたら手続きが必要などでイミグレーションにてその旨を伝えてください。』
と、、、

そのまま家族とマンボー(元婚約者)と涙のお別れをし出国ゲート、そしてイミグレーションへ。

パスポートを渡し調べてもらうと
『◯◯◯◯年に日本国籍へと帰化してますね。日本のパスポート持ってないですか?』
まずい。本当にまずい。
『え、あれ、ちょっと親に聞いてみます』
いい大人が親に聞くなんて、、、とにかくその場から一度離れないと私の日本パスポートが奪われて日本に住めなくなるかもしれない。とかとか色々考えた。

すぐ会社の上司に訳を話し
『Sさんに言われてフィリピンパスポートで渡航しようとしました。でも私はやっぱり日本人としてでしか出国できません。』

上司はすぐに理解をし日本のパスポートでその日中の航空券を取ってくれた。

人生で初めて出国ゲートに逆戻り。涙のお別れをした親とマンボーにも15分後、再会。(笑)

そして改めて取ってくれた航空券で無事出国、フィリピンに入国。

本当に人生で一番ソワソワした。悪い事をしたと本気で思った。

誰かの知識だけを頼るのはやっぱり良くない。自分自身がしっかりと調べて勉強し、知識を得る事って本当に大事だって改めて思った。

それが仮に何かのプロの人の”絶対”だったとしても。

(次も続きます➡︎)

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