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元女子の顔つきの話

僕は元女子です。
FTM(Female to Maleの略)です。

よくFTM当事者の方から、顔つきが元女子っぽくなくて羨ましいと言って頂ける事があります。

そこで今日は、色々な〝パス度〟(=自認する性別として認識され、社会に通用する度合いを指す言葉)
がある中で、特に顔つきの話にフォーカスして、お話しようと思います。

顔つきが元女子っぽくないと言って頂けると述べましたが、僕もホルモン投与を始めた頃は、ホルモンの影響で食欲が増えて体も顔も丸く、顔つきは可愛らしい感じでした。

ダイエットをして顔も痩せたことで顔つきも可愛らしい感じからは脱却できたと思います。

顔の輪郭や、目の周りの彫りの深さが出てきたように思います。

もう一つ僕が今でも大事にしている事
それは、「男の顔は人生の履歴書」
だという事です。

つまり、
これまでがどの様な人生だったか
これまでどの様な生き方をしてきたのか
それが顔に現れるという事です。

仕事でもプライベートでも、男性と関わる時、この言葉を一つの指針として、見た時
一見、穏やかな顔をしてるように見えても目の奥に鋭さがある人がいたとします。
後から聞くと、「あの人昔めちゃくちゃヤンチャやから優しい人やけど怒らせたらあかんで」
僕としては「やっぱりか」となるわけです。

逆に、一見怖そうに見えるけど、多分優しい人なんかもなんとなく分かるようになってきました。

話が少し逸れてしまいましたが
僕がホルモン投与を始めた頃、自分の可愛らしい感じがとても嫌で、一時は整形したいと思った事もあります。

何を改善すれば男らしい顔つきになるのか、毎日鏡の中の自分と睨めっこしました。

ちょうどその頃、僕は自動車整備士の専門学校に通っていたので、学校の友達はヤンチャ系な男ばかりでした。
その友達たちと、毎日のように放課後〜夜中まで集まり遊んでいました。(どんな遊びかは想像にお任せ致します笑)

専門学校に入学して間もない頃

そんな日々を過ごしたからでしょうか?卒業する頃にはだいぶ男らしくなったと思います。

専門学校卒業式


卒業後は自動車整備士として某車ディーラーに就職しました。
就職してから僕は元女子ということはバレたくなかったので、隠して過ごしました。
『重たい物が持てないキャラ』『力無いキャラ』『可愛いキャラ』でした。
ありがたい事に可愛がってもらえましたし、新人なので仕方ないという空気感もありましたが、僕としては悔しかったです。

結果的に、整備士を辞め22歳で建築業界の施工管理職(俗に言う現場監督)という仕事に転職しました。
ここでもまた、
『重たい物が持てないキャラ』『力無いキャラ』が定着しそうになりましたが、さすがにデジャヴです。
今度こそは意地でも重い物でも、ありったけの涼しい顔で持ちました。
(無理してるのはバレてたと思いますが笑)
現場内では、多少オラオラ言われても引かない性格も相まってか、強気なキャラが立ったようでした。

それに加え、僕は日々の色々な選択の場面の中で多少勇気や度胸が必要な場合でも常に〝カッコいい方〟(カッコいいと思う方)を選択するようにしていました。

そして、建築という業界でもプライベートでも、なんとなく周りから〝男〟として認めてもらえたと実感できたのは筋トレを始めて体がゴツくなってきてからだったと、今振り返ると思います。

特にこれといったエピソードがあるわけではないですが、なんとなくです。
なんとなく、僕の顔を知る人から受ける対応、いろんな公共施設で受ける対応

いつもいつも、目の前の人は僕の事をどのように見えているのか?を心のどこかで考えていたんだと思います。
本当に些細なことの繰り返しで、徐々に世の中から〝男〟として認識され、〝男〟として認めてもらえているんだとはっきり実感できるようになっていきました。

そのような背景と並行して、顔つきも男らしくなってきたのではないかと思っています。

〝男の顔は人生の履歴書〟だということです。

もがいた数、打ち勝った数、オラー!と言われたらなんじゃオラー!と言い返した数、そんな事も含めて、僕の今の履歴書(顔)は積み上げられてきてると思っています。

だからダサい事はしたくないし、卑怯な事や不義理な事はしたくないのです。

なぜならそのような積み重ねがそのような履歴書(顔)を作るからです。

将来はもっと渋くてカッコいい親父になりたいと思っているので、まだまだもがいて自分の美学を追求して生きていきたいと思っています。

そして、僕のnoteでは、過去の僕と同じような悩みを持つ人のヒントになったり勇気になる投稿をしていきたいと思っています。

僕が直接やりとりをさせて頂いてるLINEアカウントをトップページに載せております📩

もし貴方が、
過去の僕と同じような悩みがあったり、
どうしたら良いのか分からない、
なかなか一歩が踏み出せない、

そのように感じていらっしゃれは
僕のところに来てみてください😊👍







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