認定ランクと実際のスキルレベルが伴わない件

インストラクターのジレンマ?

上級者向けダイビングポイント、例えば神子元島などでダイビングツアーの参加前条件を設定する際に、認定ランクと実際のスキルレベルが伴わない、という場合が多くあります。

実はインストラクターは「マスタリー」という言葉でスキルの達成条件を満たしているかを判断します。
インストラクターマニュアルには

限定水域およびオープンウォーター・ダイブでのマスタリーとは、そ
の認定レベルのダイバーに要求されるような適度に余裕があって、
スムーズな動作で達成条件を満たしている形で、スキルを繰り返し
やって見せることができる事。

PADI インストラクターマニュアルより

と記載され、その判断はインストラクターにゆだねられているといえます。
妥協を許さないインストラクターであればこの判断を厳格に実施することができると思いますが、、、、講習を実施していると微妙なラインのスキルレベルに出会うことが多々あります。
そんな時に、心配だから複数回実施しておく、プールであれば仕上げのミニダイブでその微妙なスキルを取り入れて判断するなどの対応は良心的ですが、インストラクターによっては下記のような理由で「みてみぬふり」をする場面もありそうです・

  • 時間制限がある
    タイムイズマネー、時間が延びれば人件費などのコストが増えることは間違いないです、追加の講習を伝えるには、、、、どうしよう、、、、とか。
    プールの利用時間に限りがある、とか。

  • シリンダーの使用本数に制限がある
    経費計算のためインストラクターはプールでは使用していいシリンダーは1本に限られる、そのため複数の講習生を担当している場合、残圧を気にするあまり手をかけられないという場面がある??

  • 終わったことにすればみんなハッピー?
    なんとか、やっとできたスキル、時間や経費の問題で伝えることすらしていないスキルもやったことにすればみんなハッピー!?
    ほとんどの受講生はインストラクターがOKだせばよいと思っています。

なんだかかなり偏っている気もしないでもないけど、、、オープンウォーターダイバーコースのスキル全てを、はじめから指導するつもりにないインストラクターも多そうです、海で必要ない、やっても今回は使用するスキルではない、とか

おめーの物差しで判断すんなよ

と言いたくなることろです。


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