最終出勤、そして父からのメッセージ
想定内、そして予想外のことが起こったここ最近。
先ずは私の最終出勤日、4月28日。
前回の記事から少し空いたことから分かるように、初めての入退社、そして入退去、加えて引継ぎもあり、精神的にもアップアップな状態にありました。
勢いがある時は良いのですが、疲労が溜まってくると気持ちが後ろ向きになったり、優先順位付けができなくなってきたりするんですよね。
「もっと良い物件がなかったか」「(急ぎではない)新居の家具はどうしようか」と、目の前のやるべきことから逃げてしまい、引継ぎ相手の先輩にも多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました。。
最終出勤日も22時まで会社に残り、翌日はバタバタと引っ越し準備を進め、管轄自治体が変わる前に…と慌てて3回目のワクチン接種。2回目同様副反応で翌日は発熱…と、ここまでは想定内でした。
体調が落ち着いたら関西の実家に帰省しよう、と計画を立てていたところに、突然飛び込んできたのが父の訃報でした。
コロナ初期に癌の宣告を受けていた父。癌そのものの進行は抑えられたものの、薬の副作用で何度も入退院や転院を繰り返し、今の施設で落ち着いたのがつい半年前のこと。
少し前に「病院食も食べられるようになって、顔もふっくらしてきました。当面、差し入れは大丈夫ですよ~」と施設の担当の方から連絡を受け、母も私もホッとしていました。
今回、父は喉に朝食を詰まらせ上手く吐き出せず、母が連絡を受けたときには既に息を引き取っていました。70歳を前にした、あまりにも早い死でした。
お葬式の翌日に記事を更新するのは不謹慎な気もあるのですが、やっぱり人の「死」で自分の「生」を考えるきっかけになるなと思い、noteに記しています。
人生は一度きり。
そう思うと、自分が心配したり悩んだりしていることが、とてもちっぽけに思えてきて、後悔している時間が勿体ないと思えてきて。
きっと、変化に対する拒絶反応を起こしていた私に「時間は有限だよ」と、父がメッセージを残したように思えてなりません。
生前、所謂「背中を見せてくれた」「真面目で実直な」タイプではありませんでしたが、それでも穏やかで我慢強い父からは沢山のことを学びました。
私の働き方や生き方について、改めて考えるきっかけを与えてくれた父に感謝しながら、これからは自分の意思をしっかり持って、日々歩んでいきたいと思います。