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遅ればせながらsioに行きました。

2021年10月18日、念願のsioに行ってきました。

人生初の星付きレストランでの食事で緊張していたんですが、初めてがsioで本当に良かったなと思いました。

シェフとキッチンスタッフさんの汗と涙の結晶である料理。

ホールスタッフさんの料理・ドリンクの説明、細やかな気遣い。

そして今回誘ってくれたコタローくんの愛とロジックが詰まった解説。


その全てがsioの感動体験を生み出しているんだと思います。
皆さん、素敵なレストラン体験をありがとうございました!!!



料理の価値を底上げする「説明」

今回sioのコースを頂いて一番感じたのが、

「コースの説明ってめちゃくちゃ重要」だということです。



僕は食のスペシャリストではありません。

だからこそ緻密に設計されたコースを説明して貰うことで、

頭で理解することで味の解像度が上がり、さらに食体験を楽しむことができました。




そしてこの体験を皆さんにも味わって頂きたいと思い、noteを書きました。

僭越ながら僕の感想も添えてお届けします。それでは参ります!



・アナゴのフリット

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コーンスターチを使った、ザクザク食感のフリット。

軽い。だけどサクサクじゃないです。ガリガリなんです。

そしてアナゴの弾力のあるふっくらした食感とのコントラストが最高。

最後にトリュフの芳醇な香り、ディルの爽やかな香りがきて、コースが始まります。


・馬肉のタルタル

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華やかで美しいビジュアル。

馬肉の旨味、ラペの甘酸っぱさ、そしてラスクの食感。

衝撃の一皿でした。


皆さん気づきましたか?

ここまで手で掴んで食べるフィンガーフードが続いたんです。

無意識にIKEUCHI ORGANICさんのおしぼりで手を拭いていて、使用後のしっとりな手に感動してました。

sioってこういった導線まで緻密に計算されているんです!!!



・フォカッチャ
監督さん大絶賛のフォカッチャ。

料理に合わせて焼き方を変えてくださったのか、モチモチが際立ったパターンもあれば、外がカリカリになるまで焼き上げるパターンもありました。


そもそもサイドのパンに期待しているお客さんって少ないと思うんです。

けど「sioはここまでこだわっているんです!」と言わんばかりに美味しいし、食べ放題は愛が溢れすぎです。(結局3個も頂いちゃいました。笑)


「神は細部に宿る」じゃないですが、sioのフィロソフィーを感じられた瞬間でした。



・ムール貝とニョッキのサラダ

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旨味が強いムール貝の懐に、ニョッキ、ミモレットチーズ、カラスミ、レタス、サテソース(東南アジアの甘いナッツソース)など"おいしい"を形成するパーツをこれでもか詰め込む。


これってムール貝の旨味が大きいから成立する料理なんです。

もし旨味が小さいと、要素を支えきれずこぼれ落ちてしまいます。

そんな緻密に計算された一品だそうです。


そしてレタスの“冷”と、ラビオリの”温“が織りなす「サウナ理論」。

整いました。



一皿に込められた情報量とロジックが多すぎてパンクしそう(笑)





・緑茶とレモングラスのグラニテ

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本当にビビりました。

ニワトリと仔牛のロティを食べて割と満腹を予期していたところに、

その怠惰感を切り裂くような清涼感。

緑茶とセロリ、レモングラスによって構成された香りは人生初体験でした。





・sioアイス

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僕は甘党なんで夜のアイスは欠かせません。

友達と外食したら帰り道にコンビニでアイスを買ってしまいます。

けどその必要はありません。むしろコンビニのアイス食べれなくなります。


レストランの価値とは?

そんな料理と説明を楽しんでいると3時間も経っていました。

ディズニーに行って気付いたら「あれ!?もう夜じゃん!!」という感覚を
3時間で味わえるレストランは、まさに「エンターテイメント」でした!



レストランに行って値段が高いという方もいます。

料理のみに焦点を当てて「モノ消費」で解釈してしまうと、確かに高く感じるかもしれません。



ただレストランって料理はもちろんのこと、

ホールスタッフさんの料理やドリンク、ペアリングの説明

トイレから戻ったときにお手拭きが綺麗に畳まれている小さな感動とか

あらゆるピースが積み重なって「コト消費」になっているんです。



ディズニーランドに行って高かったっていう人いないですよね?

(入園料の値上げは毎回ニュースになりますが。笑)

それと同じで「エンターテイメント」として楽しめるものだと思います。



同じ金額を払うなら料理を楽しむだけでなく、
文脈や意図を汲み取り、エンターテイメントとしてのレストランを楽しんでみませんか?

僕らが考える"ニュースタンダード"

そんなレストラン体験を誰もが気軽に味わえるよう、僕らは"予約が取れない店”のその先を目指していきます。



これが会社のモットーである「幸せの分母を増やす」を体現したアクションだと信じています。



予約が取れて、最高の料理・サービスを提供する、お客様に寄り添ったお店です。そんなお店って最高ですよね。

ぜひお待ちしています。


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