モノがない・・
世界的な半導体不足の
解消が2022年以降に
なる可能性が高く
なっています。
自動車や家電など
広範囲に影響が広がり、
米アップルも7月27日、
「iPhone」の生産に
支障が出る見通しを
明らかにしました。
年初、半導体工場が
多い米テキサス州を寒波が襲い、
ルネサスエレクトロニクスの工場で
火災が起きるなど供給ショックが
相次ぎました。
現在、ほぼ復旧したにもかかわらず、
年内とされていた正常化の時期が
後退しています。
世界半導体市場統計によると、
20年の世界市場は
4403億ドル(約48兆円)と
10年前の1.5倍近くに拡大。
車や家電のデジタル化、
5G通信の普及などで
搭載する半導体が増加。
新型コロナウイルス禍の
「巣ごもり」でゲーム機など
向け需要も拡大。
需要に対し供給が追いつかない状況に
なっています。
エアコンやカーナビなどの
生産も一部で滞っており
楽天モバイルでは基地局整備に
遅れが生じています。
一昨日、トヨタ自動車は
「ランドクルーザー」の
新型車を国内で発売しました。
ただ半導体不足の影響などで
納期が1年以上先になる見通し
になっており年間生産台数の
4倍以上の注文が入っていると
ニュースも流れています。
単純に計算すると
4年待ち・・・
アップルも頭脳にあたる
最先端半導体の周辺に置く
従来型の半導体の入手に苦戦しており
パソコンやタブレット端末を
作りきれず、4~6月期の
逸失売上高が30億ドル弱
(約3千億円)に達しました。
iPhoneにも影響が出る
7~9月期の逸失売上高は
さらに拡大する見通しです。
当然、半導体各社は増産に
動いておりいずれ落ち着きます。
自動車、家電、スマホなど
私たちの生活に身近なモノに
影響が出てきています。
需要と供給の問題で
品薄になると価格が上昇して
いきます。
一年以内に必要なモノ、
計画通り必要なモノは
早めに動いても良いと
思います。
2年以上先のものは
焦って動かなくても良いと
思います。
いずれ供給不足から
供給過剰の転換点がきます。
投資においても
半導体、製造装置関連が
上昇する可能性があります。
しかし、同じように
転換点がきます。
転換点は
モノが手に入り易くなった時
です。
広島みなと夢花火大会 2014年撮影
今年も中止ですね。
風物詩が無くなるのは
寂しいですね。