サラブレッドとハイブリッド
2020年12月27日、今年も
有馬記念の日がやってきます。
サラブレッドの人気投票
で上位の馬たちが競います。
私は競馬は得意ではありません
がサラブレッドが好きです(笑)
サラブレッドとは馬の品種の
ひとつで、thororgh(完全に)
bred(改良されたもの)という
意味です。
サラブレッドは馬ではなく
人間が作り出した人工物なのです。
サラブレッドは
「人間の創り上げた芸術品」と
昔から言われていますが
細い足、肥大化した巨大心臓は
自然の中で形成されたものでは
ありません。
サラブレッドという意味は
原種というよりも改良された
完成形ですね。
犬や猫においても同様の使い方です。
人間に対して使う場合は
家柄や育ちの良さという
意味合いになってきます。
1791年以降、サラブレッドには
厳格な血統登録が行われており、
1頭1頭に必ず血統書が存在しています。
サラブレッドは世界で
年間9万頭生産されています。
サラブレッドの寿命
は平均25歳なので世界で
約200万頭のサラブレッド
がいることになります。
世界に散らばる200万頭の
祖先は3頭の馬に辿り着きます。
200万頭全てのサラブレッド
は、遡るとゴドルフィンアラビアン、
バイアリーターク、
ダーレーアラビアンのいずれか
にたどりつきます。これらを
「三大始祖」といいます。
原則として父馬・母馬ともに
サラブレッドでなければ仔馬は
サラブレッドと認められません。
ばんえい競馬 北海道 帯広にて撮影
ばんえい競馬の馬は元々は軍用・産業馬で
産業革命以前、自動車が出てくる前に人間の
交通手段として活躍した馬の子孫です。
サラブレッドが完全に改良された状態を
引き継ぐ「純血種」という意味合いで考えると
サラブレッドの対義語はハイブリッド
「混血」「混合種」という言葉になります。
「ハイブリッド」の語源は、
豚とイノシシの間に生まれた
子供という意味のラテン語です。
「雑種」という元々の意味から
展開して、動物に限らずさまざまな
分野において異なったものが組み合わ
せることを表す言葉に対しても
「ハイブリッド」が用いられるように
なりました。
たとえば人力とモーターの組み合わせ
で駆動する電動アシスト付き自転車も、
「ハイブリッド」の技術によるものです。
他には、債券と株式の性質を組み合わ
せて設計したハイブリッド証券なども
あります。
「ハイブリッド」のメリットは、
要素が異なるものを組み合わせることに
よって、お互いの長所を活かしつつ短所を
補い合い、高い完成度を実現できる点に
あります。
「ハイブリッド」という言葉を聞いて、
最もイメージされやすいものはハイブ
リッドカーでしょう。
サラブレッドには「完全に改良されたもの」
としての魅力があり、
ハイブリッドには「組み合わせの長所」
という魅力があります。
どちらが良い悪いではなく適材適所に
選択できるといいですね。
うちの猫は一匹はサラブレッド、
もう一匹はハイブリッドです。
どちらもカワ(・∀・)イイ!!です(笑)
次回も馬ネタ続きます。