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戦国無双5を語る。キャラクター編⑥

こんにちはjmbdです。今回も戦国無双5のキャラクターについて語っていきます。今回は今川義元について語っていきます。
今川義元といえば世間では「桶狭間の戦い」にて戦死した敗将としてのイメージが強く、大名としての功績も知られていない人物です。しかし近年では今川義元が再評価されており色々調べてみると優れた人物である事が伺えます。具体例を挙げますと、外交面では武田、北条、今川の3者の縁組で誕生した甲相駿三国同盟、内政面では駿河、遠江、三河、尾張一帯の領地拡大や今川仮名目録による秩序強化、更に「海道一の弓取り」と称される程武勇にも優れた人物とされています。

戦国無双4・真田丸までの今川義元

4・真田丸までのシリーズにおける今川義元の人物像は戦は好まず温厚かつ柔和な性格で趣味も和歌や蹴鞠を嗜むなど戦国大名とは程遠い人物像になっています。中でも蹴鞠を誰よりも愛しており例え戦場であっても仲良く蹴鞠をしたいと他人に勧めています。しかしこの行動はただ単に蹴鞠をしたい訳ではなく戦を蹴鞠に変える事で血を流さない、世の平和のために勧めているなど義元なりの信念で行動しています。史実での活躍時期と蹴鞠好きの設定から義元の無双演武はオリジナルストーリーとなっており、皆で蹴鞠を楽しむ為に秀吉の天下統一に協力したり、関ヶ原の戦い、大坂の陣に参陣するなど全国を駆け巡った結果、2猛将伝では義元の願いは実現。更に3猛将伝では海外に進出することになります。イメージとしてはサッカー日本代表です。(これは伊達政宗がありもしない一言を義元が間に受けてしまった結果である。ちなみに海外進出の際、日本は伊達政宗に任せる形になります。)無双シリーズの義元の蹴鞠はリフティング、オーバーヘッドシュートなどサッカーを彷彿させる腕前を披露する実力者であり戦闘アクションにもそれが反映されています。

2と3のエンディグシーン

総じてコミカルなネタキャラとして描かれていますが、4の桶狭間の戦い前での義元と家康の会話でこれまでのイメージからかけ離れたドスの聞いた声で家康に語りかけます。このシーンにファンからは「裏義元」と呼ばれる程のギャップを与えています。ただこれが義元の本性なのか定かではありません。

https://m.youtube.com/watch?v=MIGSSCNGeJc

戦国無双4の徳川の章より

https://m.youtube.com/watch?v=ng8mqR2I91o

戦国無双4流浪演武、今川義元編より

戦国無双5の今川義元

5の今川義元はこれまでのイメージから一変したビジュアルになっております。

戦国無双5の今川義元
左が4・真田丸 右が5の今川義元

白化粧や口髭など顔立ちは僅かに面影はありますが体格は長身巨躯で、武器は大槌に変更し史実でも所持していた名刀左文字を常に携えています。垂纓冠の兜と金色の鎧を身に付けるなど公家ような高貴な雰囲気と大名としての風格と威厳を全面に出したビジュアルになっています。性格も前作まで蹴鞠好きで温厚な人物から自らを「東海の覇者」と称し「天下の覇者」に相応しい存在だと信ずるなど野心溢れる性格に変わっており、「力なき者は力ある者に従うのが道理」という考えから織田信長の事は虫ケラと評するなど弱者に対しては一切情けも興味もない態度をとっています。
本編ではこれまで描かれなかった信長の桶狭間の戦い以前の動向が描かれている為、物語を通じて今川義元は主人公信長にとって最初の難敵として立ちはだかります。

村木砦の戦いの信長と義元

総評

まずキャラ変自体は成功していると思います。1番最初に見た時は衝撃を受けました。また信長主人公の戦国無双にピッタリだと感じました。ただこれまでの愛嬌あるネタキャラと4での裏義元も印象的で思い入れがあった為、総評としては5の義元はキャラは悪くないが個性は薄れてしまいどちらも甲乙つけ難いですが、個人的には裏義元の要素をもっと活かしても良かったのではないかと感じました。
今回は今川義元について語りました。皆さんはどう思いましたか?最後までご覧いただきありがとうございます。次回もお楽しみに。

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