3連休初日、職場の同僚に誘われて湖南アルプスをハイキングしました。
約3時間、距離にして8.4km。
お天気にも恵まれ、雪も残っていません。
いい汗をかいてきました。
コース案内
湖南アルプスについて
琵琶湖の南部に位置する山々の総称。
中心となるのは、田上(たなかみ)山。
今回ハイキングしたのは、不動寺への主な参道となる道の北に位置する堂山(384m)。低山ではあるもののアルプスを名乗るのは、険しい岩山が続くから。
堂山
なぜこんなにも緑の少ない岩山なのか?
なんとこの辺一体はかつて、ヒノキの原生林だったけれども、藤原京造営から平城京遷都、寺院造営のために数万本単位で伐採したため禿山となってしまったとのこと。1000年以上前の人々の営みがもたらした自然破壊の後始末を、江戸時代から今もなお、緑化事業を通して続けているとのこと。
一旦失ったものを取り戻すのに、とてつもない時間を要することを私たちは忘れてはいけない。
デ・レーケについて
大量の砂が流出して度々水害を起こしていたことに対して、明治政府はオランダから招聘したデ・レーケに指導を仰ぎました。彼は30年間日本に滞在し、その間に淀川の改修などにも参画しています。
そして、このデ・レーケと一緒に日本に招聘されたのが、G.A.エッセル。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、この方は版画で不思議な世界を表現するマウリッツ・エッシャーさんのお父様なのでした!
記録は確認できませんでしたが、G.A.エッセルさんが湖南アルプスの砂防工事に関与していたのかもしれません。その息子さんの作品展が滋賀で開催されていたなんて、なんか不思議な感じ!
いい汗かいたのはいいけど、足がガクガクです。
今夜はゆっくりしよっと。
ここまで読んでいただき、有難うございました。