【人事責任者のつぶやき】Vol.1:結局は「経験がモノを言う」
住宅を中心に、幅広い製品・サービスへの保証プラットフォームの提供を通じて、創業9年余りで東証マザーズ市場への上場を果たした当社、日本リビング保証株式会社。
人事領域の責任者を務める立場から、日頃の思考や想いを発信しています。
ビジネスの現場では、日々、予想できない出来事が発生する。
日々精力的に活動されているビジネスパーソンのみなさんなら、共感いただけると思いますが、ビジネスの現場では本当に予想できない出来事が、「これでもか!」と発生します。
嬉しいこともあれば、困ったこともありますよね。
精力的に活動しているからこそ起こる、という側面もあるわけですが、トラブルの場合、急遽その対応に追われる、なんてことも間々あると思います。
トラブル対応にこそ、ビジネスパーソンとしての真価が見える。
私は、そのトラブル対応のレベルを見ると、そのビジネスパーソンの真価が見えると思っています。
いかに事前にリスクシナリオを想定した上で、解決の手立てをどれだけ持てているか。
例えば、営業の立場で、クライアントにご迷惑をおかけするトラブルが発生した場合を考えてみると、
・いかに早くトラブルの全容を掴めるか(直感的に原因の当たりを付けられるか)
・いかに的確な再発防止策を検討できるか(細部に亘る業務理解ができているか)
・いかにクライアントに的確に伝えることができるか(資料作成、説明が的確にできるか)
・いかに日頃のクライアントとの関係性を築けているか(GIVEできているか)
こういった各側面でいかに的確に対応できるかがポイントとなりますが、事前準備ができない緊急事態においては、その実力があからさまに見えてしまいます。
(ドッキリほど、人の本性が見えるのと近いかもしれませんね。)
結局、「経験」がモノ言う部分は大きい。
但し、過去に同じようなトラブルの対応経験があったら、対応の精度は間違いなく上がりますよね。所詮、人間の基礎能力の差はたかが知れています。もちろん努力で差が付く部分もありますが、
とりわけビジネスの現場においては、経験こそがモノを言うと私は考えています。経験を積んでいる人ほど、有利なんです。間違いなく。
だからこそ、新卒一括採用&年功序列は一定の正当性があったとも思うわけなんです。
いかに早いタイミングで「経験」を積めるか。その見極めが大切。
けれど、時代は移り変わり、デジタル化の進展や副業解禁、通年採用など、意欲さえあれば、いつでも、どこでも、「経験」を積める機会が今の社会には溢れています。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
本当に江副さんは、よく言ったもんだぁと改めて考えさせられます。
さて、あなたはどこで「経験」を積んでいきますか?