74年目の春を迎えて・・・・。
暮らしのカタチ
74年目の春を迎え、暮らしのカタチを考えてみた。
暮らしのカタチは十人十色です。この地球上には70億の様々な暮らしのカタチがある。
仕事柄、今日まで様々な暮らしのカタチに係わらせてもらってきました。
夢をカタリ、その夢をカタチにする作業を通じて、様々な暮らしのカタチに携らせてもらっています。
古民家の再生を通じて、この国の暮らしを学び、変わらないものと変わるものを学び、それらを活かし工夫しながらの日々に感謝です。
己の暮らしのカタチはどうだろうか。考えてみた。
楽庵の暮らし 衣食住の衣
最近、身につけているモノを考えてみる。
拘っているとしたらそれは伝統的なモノを身に着けること。
普段着も仕事着も、ジーンズとTシャツに袢纏。靴も履くが下駄も履く。
この国の気候風土で培われてきたモノを身につけることにしている。
それは、伝統的なモノをつくる職人さんの営みを絶やさないという願いもある。
密かにではあるが、西洋文化に毒されていませんよという無意味な抵抗かも知れない。
楽庵の暮らし 衣食住の食
よく何が好きですかと聞かれる。雑食人間なので何でも食べます。と答えることにしている。
強いて云えば、旬のものを食することにしている。
珍味なもの、美味しいものを求めて食べるのではなく、調味料の味で食べるのではなく、素材の味のわかるものを食べるようにしている。
身体の細胞が欲しがっているものを食べたい。
身体の細胞を維持するために食べるのであって、美味しいものを食べたいという欲望のためだけには食べたくない。と思っているが、美味しいものは美味しいと思う。
身体は何かのトラブルで、不調になったり、ケガをしたりする。そんなときでも、体調が不調になっても、何も食べず、3日間ほど寝ると回復する。ケガも出血さえ止まれば自然と治る。身体に備わっている治癒力、免疫力を信じることにしている。お陰で幸い今まで病院に行かずに過ごせて来れた。
身体に良くないから煙草は辞めたほうがいいとよく云われてきた。そうかも知れないと思うが、体調が良くないと自然と煙草は不味く感じて本数が減るし、吸いたいと思わないことがある。
楽庵の暮らし 衣食住の住
この国では、夏は暑く、冬は寒い。
古の昔からそんな気候風土の中で暮らしてきた。身体もそれに耐えられるようにあるし、この気候風土で暮らせるように工夫してきた。
昨年まで15年間暮らしていたアパートにはエアコンがなく、夏は猛暑、冬は極寒の中で暮らしてきた。大家さんの事情で昨年からは、エアコンのあるアパートに引越しせざるを得ないことになったが、エアコンは真夏の蒸し暑い数日使っただけ(在ると使う)です。
冬の寒さは以前のアパートの時から、一畳のホットカーペットと火鉢で凌いでいる。
夏は暑く、冬は寒い暮らしのカタチ
一年中家の中でTシャツで暮らすような快適な家は免疫力を低下させ決して健康な暮らしのカタチでないような気がします。
楽庵の暮らしのカタチ
74年目の衣食住編でした。
なにより、
楽庵の暮らしのカタチは
多くの方々との関りで出来ているように思います。
有難い限りです。
つづく