小上がりの床下に収納庫をつくる
小上がりの下に収納庫をつくる。
今回は築3年の某マンションの和室の床下に収納庫をつくるお話です。
最近のマンションには押入れが無くなりました。客人が泊まることを前提にしていない暮らしのためでしょうか。
客人の寝具(ふとん)の収納先が無い。
また、この国には、四季があることを忘れているような家づくりをしています。年中快適な室温に保とうとしています。
夏は暑く、冬は寒い。
これを年中、Tシャツで過ごせるのが快適だというのは、この国で、果たして健康的な暮らしと言えるのでしょうか。
夏は涼しく、冬は暖かく。そのために膨大なエネルギーを消費しています。
その省エネのために高気密、高断熱な家をつくる。高気密につくって、24時間換気設備を設ける。何だか本末転倒な家づくりのように思えます。
過度な快適性、利便性は、身体の免疫力等が弱体化しているようです。
この国の四季を活かした暮らしを再考する必要があるようです。
収納の話に戻すと、夏は夏ふとんを、冬は冬ふとんで、この国の四季に対処してきました。そのふとんを収納するところが無い。
今回の解決策は、小上がりになっている畳の部屋の床下に、ふとんの収納庫をつくることにしました。
キャスター付きの大きな引出しを設け、畳の半分だけを上げると収納できるようにしました。引出しは桐の集成材でつくりました。
桐材は、箪笥などに使われ、防湿効果、虫が嫌うタンニンを含むことにより防虫効果もあります。
写真の小上がりは、福岡高砂の某マンション10階にて。
2021/03/14,15,16の作業より
メモ
桐材について