小上がりのある暮らし
(註:書きかけのテキストです)
古民家に学ぶ暮らし
今日残っている古民家の多くは、農家、商家などで見られるように、土間と座敷(板の間又は畳の間)という暮らしの機能を大きく二つに分かれています。
職住一致の暮らしにはとても合理的に使い分けることが出来ます。
土間は、土足で作業や接客等々が出来る役割を担い、一方の座敷は、素足での作業、接客等々に使えるようになっています。
今日の暮らしでは、畳を無くし、全てフローリングにして、皆さんは行儀が良くなったのかどうか知りませんが、大の字になって床に寝そべるようには想定していないようです。例え寝そべってもテーブルや椅子の間で、全く落ち着きません。反ってストレスが溜る空間に押し込まれた状況になります。
小上がりをつくる
もっとリラックス出来る空間があってもいいのでは無いでしょうか。小上がりの空間を設け、そこで、大の字に寝そべる場を設けませんか。
床を一段高くして寝転べる場をつくる。天然のイ草でつくった畳敷きにしたいですね。
自然の素材の中で暮らす
折角リラックス出来る空間をつくるのであれば、自然の素材でつくることをお勧めします。
ひとは永い間、自然のなかで暮らしてきました。家は身近に手に入る素材でつくってきました。土、木、草、竹などを使って工夫してつくってきました。
なので、私たちの身体はそんな自然の素材でつくられた中に居ることを欲しています。
自然の素材でつくられた空間で、家具の脚の谷間では無く、大の字に寝そべることが出来て、リラックス出来る場「小上がり」を、自分の身体のためにつくってあげませんか。
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