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すべてはプロセス

ヨガの知恵を子育てにー


今年、上の娘が大学入学を機に、親元を離れ寮生活を始めました。今は2週間ほどの冬休みで帰省中。やっぱり一緒に過ごす時間は、純粋に嬉しいものです。

振り返ってみると、小さい頃から常に「アンテナ」を張っているような子供でした。まだ言葉を発する前から、周りの人たちの会話に耳を傾けたり、言葉が出るようになると、「どうしてそうなの?」「あれはなあに?」と質問をするようになったり。小学生になると、「あ、わたしそれやってみたい!」というのがあると、すぐに挑戦する好奇心と行動力をもち備えていました。


プリスクール初日に、

「あなたの娘さんは、とても強い意志を持っていますね。これは大人になったら、何かを成し遂げるのにとても役立つと思います。でも、小さいうちはお母さん、あなたは大変ですよ。とても気をつけないと。この子の”強い意思”が悪い方に行かないように。」

と先生に言われました。

「え?」

耳を疑いました。
うちの子ってどんな子なの?


キンダー(日本の年長さんに相応する)に入ると、

「体育の時間に、クラスメートとモノの取り合いをものすごい剣幕でやって、周りはびっくりしましたよ。」

「外での休み時間が終わると、列に並んで校舎に戻るのですが、あなたの娘さんは、いつまでも列に戻って来ません。」

「このまま続くようなら、カウンセラーと話をするようお勧めします。」

と言われました。

これにも、
「え?うちの子が?うちの子は、いつも良い子です!」

と言いたい自分がいました。

そして、
「わたしはちゃんと子育てをやっています!」(自己防衛・・・)

と。。。

その時のわたしは、「娘が学校(キンダー)で人に迷惑をかけているなんて」と、かなりショックでした。いったいわたしの何が悪かったの?妊娠中の過ごし方が悪かった?わたしがあれをやったから?わたしがこれを食べたから?・・・笑・・と、完全に自分を責めまくっていました。

『あの子は、わたしの子ども』という意識が強すぎて、娘を『一人の人間』として見ていなかったし、自分と我が子との境界線が全く分かっていなかったのです。

なんて自我が強かったんだ、と思います。
今も自我の強さを感じますが、ヨガを学んだおかげで、以前より自分のなかの余計な声(エゴの声)に気づくようになりました。


今現在、わたしは学校側の立場も知っているわけですが、当時の娘のようにモノの取り合いや、何かの出来事とその次のことへの切り替え(transition)が苦手なお子さんも一人だけではありません。

第三者とのやり取りの方法を知らないだけ、できないだけ、気持ちの切り替え方を知らないだけ、だったりするわけです。または、誰かの愛情が欲しかったり。理由はさまざまです。


当時のわたしのように、子どもさんの事で心配していたり、ご自分を責めている方がいたら、伝えたいこと。それは、

『すべてはプロセスだから。大丈夫。』


今と今の積み重ねが、その未来につながります。

子どもさんが、今できない事。
それはいづれ、できるようになるから。

親として、受け入れられないこと。
それもいづれ、受け入れられるようになるから。

なが〜い道のりかもしれないけど、それもプロセス、成長の過程(親子ともども)。
目の前のできることに、向き合って行こうよ。
子どもは親のあなたとは別の人格を持った一人の人間。
小さくても、信用して付き合って行こうよ。

そして、スティーブ・ジョブスの有名なスピーチにあったように、「点と点は、後から振り返った時に繋ぐ事ができる。今は、点と点がいずれ繋がると信じることしかできない。」の通り、その時は大変で先が見えないかもしれけど、後から振り返った時に、点と点がちゃんと繋がることを信じて行こうよ。

そんなふうに思います。


現在の娘は、自分の目標に向け、あれこれ試行錯誤をしながら自らの道を歩いています。


ここまで読んでくださりありがとうございます♡

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