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死産した第1子とのお別れ②

前回の記事はこちら👆

絶望から一夜明けて

張り止めを打たれずっと横になっている
戻せない赤ちゃんの足は胎胞から少し出たまま

いつ産まれてもおかしくない状態

足が動かせなくて不便だよね
ごめんね
足を子宮内に戻してあげる事はできないんだって
– – – – – – – – – – – –
今後の話をする為先生が来た
良い話はひとつもない
我が子の様な23週未満の胎児は
未熟児網膜症の可能性や
何かしらの疾患を抱える可能性が非常に高い等
色々な説明を受けた

それから

「救命するなら後遺症の覚悟は必要です」

との事

先生から救命しようとする姿勢は微塵も感じなかった
「諦めた方が良い」と感じられる言い方だった
小さい体で産まれる事の様々なリスクを
医師として説明しなければならない事は理解できる

だけど

「小さく産まれても元気な子は沢山いるよ」

の様な前向きな話を一つくらいは聞きたかった
寄り添う言葉が欲しかった

今なら『助けられた命』だったと思う
当時は未熟児について無知だったから
先生の話だけが頼りだった

NICUがある施設とか
ハイリスク分娩を受け入れている病院とか
なぜあの時教えてもらえなかったんだろう
なぜ搬送するという選択肢はなかったんだろう

22週でも受け入れてくれる病院はあったのに


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