ZARDとSARD

2024年8月21日水曜日はSARD UNDERGROUNDの2枚目の
オリジナルフルアルバム「涙色で」の発売日。 
SARD UNDERGROUNDはZARDのトリビュートバンドだが、
平成のZARDの曲を令和のSARDが今の時代に歌い継いでくれている。半面で自分達のオリジナル曲も歌っている。
ZARDのカバー曲と自分達のオリジナル曲、
この両輪がSARDの魅力だ。
そのSRADが2枚目のオリジナルアルバムとシングルを同時にリリースした。

ZARDは皆、知っていると思う。90年代に「負けないで」、「マイフレンド」「揺れる想い」等々の曲をヒットさせ、
ボーカルの坂井泉水さんの美しさとミステリアスさ、
強く暖かく大きく深いシンプルな歌詞、ライブも過去に2回しか実施しなかった為、神格化もされた。
自分は年齢的にZARDをタイムリーで知っていて、TV出演もCDも購入していた。
90年代は小室ブームでコギャル、ルーズソックス、がん黒の時代でCDが1番売れた時代だが、似たような曲がたくさん
あった時代でもあった。
自分としてはピンとこなかった。

逆にZARDの坂井泉水さんは何もしなくても美しかった。
自論だが、本当に美しい人は時代がどう変わっても、
何もしなくても自然に美しいんだなと。
しかし泉水さんが病気を抱え事故死となった時、美人薄命とはこういう事かと、自分の心が少し無になった感覚は、
今も覚えている。

そのZARDの曲達をSARDが歌い繋いでくれている。
メンバーは元は4人。
ボーカル・神野友亜、ベース・杉岡泉美、
ギター・赤坂美羽、キーボード・坂本ひろ美。
しかし、ギターの赤坂美羽は体調不良で脱退し現在は3人。
ボーカル・神野友亜、ベース・杉岡泉美、キーボード・坂本ひろ美。

SARDは今年で5周年を迎えた。
今年は「ZARD tribute Best Selection」をリリースした後に
オリジナルフルアルバムの「涙色で」をリリースした。
SARDのライブは今年は5月にお台場でライブがあったが、
大体、関東方面で年に1回程度でキャパもZEEP位だ。
ただ、今年は仙台、福岡、名古屋、大阪、東京でライブを
開催する。今までは大阪と東京のみだった。
ライブは少ないがリリースイベントでは全国色々な土地で
イベントをしている。
ショッピングモール、アニメイト等々。

1部、2部で各4曲のミニライブで終演後はCDを購入すれば
数秒だが話も出来るしサインも貰える。
イベントに参加して思うのが、毎回人が増えているなと感じる。
SARDを知らない人でもZARDの曲を歌えば、
人は足を止めてくれるし、SARDの曲も続けて聞いてくれる。
もちろん無料だから聞いてくれてはいるのだが。

僕はイベントでSARDのメンバーに直接、伝えた。
「歌を歌って演奏してくれてどうもありがとう、
歌は誰かが歌ってくれないと、どんな名曲でも死んでしまうから、歌を生き返らせてくれてどうもありがとう」と。
そして「最近はZARDさんよりもSARDの方が聴く回数が増えました」とも。

よく誰かが曲をカバーしたりすると、批判中傷が殺到する。
「歌、演奏が下手」、「声が違う」「死んだ人で金儲けをするな」等々。言いたい気持ちはよくわかる。

だが、それは歌っている人が1番わかっているはずだと思う。
声が違うのは当たり前だし、歌、演奏が下手なのは当たり前、ボランティアで無いからビジネスな事もあるのは当然だ。

ただ、TVの音楽番組総集編やユーチューブの過去映像でしか見れなかった曲達が令和の音になってまた聴ける様になるのは単純に僕は嬉しい。曲の想い出が増えるからだ。
名曲は歌われて歌い継がれていってこそ名曲だと思う。

SARDの3人のメンバーは皆、気さくな感じがする。
裏の顔は当然、わからないけど。嫌みが全く無い。

最近、亀有のイベントに参加したが、歌う場所は野外で酷い暑さだった。野外と言ってもモールの1F駐車場でステージも酷い劣化と汚れで、とてもステージと呼べる様なものでは無かった。
5周年を迎え、ZEEPを埋めるアーティストがそこでファン
1人1人に対応をしていた。
今はCDは売れない時代だし、サブスク、配信の時代だ。
SARDが100万枚売れるか?と聞かれれば、無理だと思う。
100万枚売れるには曲の力と運とタイミングと時代の流れが必要だ。
でも、イベントで購入したCDにはSARDと会った事や、
数秒の会話やサインも残る、曲の想い出が増える。

長々と書いてしまったが、ZARDが好きな人や名探偵コナンが好きでSARDを知った人、何も知らない人にも是非、SARDを聴いて欲しい。

5周年目の2枚目のオリジナルフルアルバムの「涙色で」は
曲のふり幅が大きく、単純にかっこいい仕上がりだ。
声がとても落ち着く。
騙す気は無いが、聴いてもらえたら嬉しい。








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