NY自宅隔離日記⑦健康で文化的な最低限の生活
世界各地と同様に、コロナウイルスが猛威を奮うニューヨーク。
3/1に最初の陽性反応者が出てから3週間がたちました。
ニューヨークでは外出禁止令が始まり、この動きは全米へと広がっています。
パニックになる人、楽観する人、呆然と流される人、周りには色んな人がいましたが、ここまで事態が急展開するとは思ってもみなかったという人が、私を含めて大半を占めていると感じます。
その中で自分は「あ、これは書かなくちゃ」と思えたので毎日少しずつ書いてみます。
↓前回の記事
ホームオフィス始まる
3/17からいよいよホームオフィスが始まった。
弊社では普通のメールやチームで使っているクラウドの他に、Microsoft teamでコミュニケーションを補いながら働くことが決まった。
基本的なルールは、3つ。
①就業時間中はteamを立ち上げておくこと
②基本は自宅で働き、カフェやコワーキングスペースにはいかないこと。
③パスワード付きのネットワークに接続し、VPN接続をすること。会社のパソコンで私的な調べ物などは控えること。
既にホームオフィスをしている人もいるかと思うが、個人的にはオフィスで仕事をするよりもホームオフィスは自分に合っていると感じた。
オフィスで仕事をしていると、やはり他の人のやり取りで気が散ったり、自分のペースで仕事ができないこともある。
ホームオフィスの場合、視界に入らないので黙々と作業に没頭できる。
このままずっとホームオフィスならいいのに…と初日のランチで思いかけたが、慌ててやめた(叶っちゃうかもしれないし)
ランチも自炊でヘルシーなものを食べられる。
近所に同僚夫妻が住んでいるため、二日目からは双方の家を行き来してご飯をたべたが、その簡単な会話がちょっと新鮮で嬉しかった。
私は会社の人と電話やチャットで話ができるけれど、駐在員の奥様たちはこういう時、もう逃げ場がない。1日夫が家にいて仕事をしている。自分は夫以外の誰とも話せないなんて悩みがよく聞こえてきた。
働く方にも家では集中できない、一人の時間が欲しいという人もいた。
いいマンションに住んでいる人たちはビジネスラウンジやマンションの住人が使えるスペースがあり、そこでSocial distancing(濃厚接触を避けるよう、適宜な距離をとること)をしながら仕事をしていたようだ。
私は普段から一人で週末はインドアなので、家の中に一人引きこもっていることには慣れている。
仕事と土曜に1度簡単な買い物に行くだけの週もよくあるので、家に閉じこもること自体はいやではなかった。
快適なおうち大好き。
けれど「いつでも外に出られるけれど家にいることを選ぶ」のと「外に出ることが出来ず、仕方なく家にいる」のとでは、感じ方が全然違う。
事実は同じだというのに、すごく不思議な感覚だった。
自律神経の乱れは免疫の乱れ。ドイツでもアメリカでもよく知っている。
自宅待機の間は、朝はしっかり着替えて、眉だけはきちんとメイクをする。
ブラインドや窓をいつもより開けて、日光を取り込む。
運動不足になるかも、と思って室内エクササイズの動画を見たり、定期的なストレッチをすることも意識した。
このままいい感じにダイエットできないかなと思っている。
それでもやることはなくなってくるし、家という限られたスペースにいると閉塞感がある。
それでも在宅を始めてから数日経って非常事態宣言と外出禁止令がでたあたりで、緊張感が一気に高まっていった。
<明日の⑧に続く>
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