ピーターの法則と自分
どうも、じぇいかわさきです。
実は、社畜だった人生も一旦終わりに近づいてきている。そんな中で、過去にメモしておいた内容などを読み返してみると、面白い記述が結構見つかった。
最近も、本は読むようにしているのですが、自分は未だまだ知識が低いと感じることが多いですね。
本を読んでいくと、この歳になっても沢山の学びがありますし、問題視しているような内容は、誰かが解決し本にしてくれていることが多い。
これは非常に喜ばしいことですね。
だって、自分でゼロから対応しなくても、本を読めば解決することが多いってことですからね。
そして、世の中いろんな法則が有るのですが、ピーターの法則というものに
対して、数年前にもすご法則だなって思っていました。
しかし、会社人生を振り返って周囲に当てはめてみると、これって的を得てるなって、改めて感心しました。
当時は、へぇ〜そうなんだってレベルでしたが、今はすごいって素直に思えますね。
このピーターの法則は何かと言うと、組織論に関する法則を表しております。簡単に結論を言うと「あらゆる組織は無能化する」のだそうだ。
一体何を言っているのだろうか。
これは時が経つに連れて、階級社会のすべてのポストがその責任を全うし得ない従業員によって占められる傾向が有るということだ。
つまり、能力が発揮できた人は昇進していきますが、そうでない人はそれまでのポジションに留まり無能をさらけ出すことになる。
要は能力のない人は、現在のポジションに滞留することになり、それ以上には進めなくなり、各階層のポストを占めるのは「そこで自分の無能レベルに達してしまった人」だらけになってしまうということだ。
そして、個人の本来の能力は発揮されずに埋没し、組織は沈滞していってしまう。
これがピーターの法則だ。
確かに、そう言われると思い当たるような事が昔はよく有った。今も無いことはないが、昔は顕著だったような気がする。それは、終身雇用制度まっただ中では、係長も朝から新聞よ読みながらお茶を啜っている時期が。
今思えば、バブルになる前辺りからなんでこんな人が?と思うような人材が役職についていた。
多分、その役職前までは非常にアグレッシブに業務を処理していたんだと思うが、一度昇進するとその時点で緊張の糸が切れたようにそのポジションに甘んじてしまう。
そうなると後は坂を転げ落ちるように無能化されていってしまい、なんでこんな人がの対象になってしまうのだろう。
でも、よくよく考えるとそれって生物の進化過程と同じだよね。心地よい場所に居座ることで、進化が止まるんだから。
昔は管理職も星の屑ほど沢山いたし、それ以上に沢山の従業員がいた。
でも今は違う。従業員はなかなか入ってこずに平均年齢がグングン上昇しているのが実態。年齢の若い人は派遣社員が多いからだ。
また、自分の事にてはめてみると、年々仕事が増えているように感じている。部下は増えないが仕事は増えていくので、全て自分で処理しなければならないからだ。
今の世の中は、完全に二極化してしまった感じがするね。
先の、昇格した後無能になるが、せっかく昇格したポジションを守り続けようという既得権に執着する昭和崩れのジジイ。
それと、言われたことしかやらず、権利だけは主張する新人類。
どちらにしても、中には自分を変えようとしない輩もいるわけで、そのような輩は一目見てこいつは使えない、誰もが思うような人材で今は非常にわかりやすいね。
ピーターの法則を知って、自分の行動に少しだけ注意するようになった。
そして今は、素直に現状維持は退化って思えるようになった。人は常に考え続け、考えを行動に移していかないと、自分の進化も成功もありえないよね。
世の中、自分も知らないいろんな法則が有って、すべての行動はある法則で証明できるんですね。
意味のないことは起こらない、だらかなんとかの法則で証明できるんだ。
数年前のメモを読み返すと、少しは自分も進歩しているということが確認できただけでも儲けものだ。
今まで歩んできた道は、間違っていないようだった。
これからも間違えないで、振り返りながら方向を確認して進んでいこう。