Raspberry Pi Picoはすごいが求めてる事にズレがあった
どうも、じぇいかわさきです。
Raspberry Pi Picoはスゴイという世間の言葉につられて購入し、いろいろと遊んでみたんだ。
確かに、今流行りのPythonがMicroPythonとして使用できるのは、Arduinoよりはすごく良いかなって思った。
Arduinoもそうであるが、結局の所Raspberry Pi Picoも同じ組込型の何かを作る時に便利だし、有効活用ができるのではないかと思う。
しかし、自分なりにいろいろと考えて言った時に、ふと思ったことがあった。
確かに、組込式の制御系には価格も安く、プログラムも組みやすいので、非常に優れているかと思うのだが、OSが無いという事が最後に自分では引っかかったのだ。
例を上げてみよう。
例えば、温湿度センサーと気圧センサーを付けて、一定の条件になった時に、リレーをオフして電源を切るとか、ファンを回すとか、そういう事においては、Raspberry Pi Picoは素晴らしいと思う。
なぜなら、電源を入れればその監視状態をずっと行っているから。
ここで思ったのだが、監視しているの動作は非常に良いが、監視している状態をデータとして保存することもCSV形式か何かのファイルでできそうだ。
しかし、保存したファイルを取り出すのが一苦労じゃないかな。
まだ実験していないので、実際の状態は分からない。
今度してみようかと思っているのだが、本当にファイルとして保存できるのか?そして、それはどうして取り出すのか?という事だ。
一旦ストレージとして起動して、その時に保存したデータファイルが見えるのだろうか?かなり疑問は残る。
何故なら、例のプログラムとなるmain.pyはストレージ状態では見ることができなかったからだ。
main.pyはテキスト形式のファイルであるが、見れなかったという事は、ファイルが保管されている場所が違っているのだと思っています。
その違った場所に保管されているデータをどのように取り出すのか。これも大きな課題でしょうね。
もし、RaspbianOSが動いていれば、MariaDBも起動できるので、データはそこにすべて格納し、Apache2経由でWeb上からでも見ることができるんですよね。
また、Raspberry Pi PicoはイーサネットもWiFiもBluetoothもないので、外部接続もできないのではないかな。
従って、総合して考えてみると、Raspberry Pi Picoは組込型で何か制御をすることには向いているが、IoTとしてデータを保管してWeb上から見えるようにすることなどはできないという事ではないか。
自分がやりたかったのは、IoTであり組込ではないんですよね。
組込に興味がないわけではないですが、ちょっと農業IoTのようなことをやってみたかったので、Raspberry Pi Picoでは不向きであるとわかりました。
自分的なRaspberry Pi Picoの使い方としては、Raspberry Pi 3とか4とかでシステムを組み上げる前に、センサーの動作とか出力方法とかのプロトタイプで使うのがいいんじゃないかと思う。
Raspberry Pi 3とか4だと、逆にRaspbianOSが動いているので、シンプルに開発ができない事が有るからね。
ということが、ここ数日Raspberry Pi Picoを動かしてみて分かったことなんですよ。
実は、常にRaspberry Pi 3+も隣で動いているので、ターミナルでmacとRaspberry Pi 3+を接続し、Raspberry Pi PicoはmacのThonnyで動かし、右から左にコードをコピーするなど、非常に便利に使っています。
今まで、なんとなくだったことが、雲が晴れるように、一つひとつ解決できていくと、何だか楽しいですね。
知らないことを覚えるのっていいですね。