あれだけ好きだったゴルフがどうでもよくなった
みなさんはゴルフをしますか?
自分はゴルフデビューが遅かった分、結構ハマりました。しかし、そのゴルフが最近どうでもいいなって思うようになってきたんですよ。
今日はそんな心境の変化についてもお話しです。
さて、自分がゴルフを始めたのはタイ駐在員に赴任した時です。時期的には2001年2月に赴任しましたが、実際に始めたのは5月頃からだったでしょうか。
それまで全くやったこともなかったのですが、海外駐在員の宿命というか、全てがグリーンミーディングで決まるんですよね。
商社の方も訪問されると、まず最初にいつが空いていますか?と聞かれて、ゴルフの予約から打ち合わせが始まる、そんな環境でした。
まあ駐在中はやることもないので、ゴルフ三昧になります。初めてゴルフをやったのも、練習場ではなくいきなり田舎のコースでした。
なぜなら練習場の費用も、田舎のゴルフコースのプレー代も殆ど変わらないから、どうせお金を払うなら実践あるのみと言われて始めた次第です。
当時は隔週の土曜日休みでしたので、新人の自分は1ヶ月分のゴルフ場選定と予約係を命ぜられ、毎月初めに社長のリクエストを聞きながら、1ヶ月のゴルフ場を選定して通訳を通してゴルフ場の予約をしたものです。
タイは特にゴルフ場の規制もないので、いつもバックティーからのプレーになっており、始めたばかりの自分にはかなり厳しい試練でした。
ドライバーが200ヤードちゃんと飛ばないと、池を超えられない450ヤードのパー4など、池の手前に刻んだら絶対にパーは取れないコースなど普通にありました。
パー5は580ヤードと日本ではあまり考えられないコースもあり、苦難の連続でした。
しかしながら、始めたばかりでも少しずつですがスコアが良くなって来ると、楽しくなってきます。
また、いわゆる握りがありハンディキャップをもらっても、連敗続きにもなりより一層負けまいとのめり込む感じでした。
おかげさまで、駐在期間の4年弱で通算ラウンド数は380回を超え、年間100ラウンド強の回数をこなしました。
その後、日本に帰国後もタイとはまた違ったコースで、難易度も上がりさらに楽しさが増した感じです。
会社近くのゴルフ場の会員権も購入し、ますますゴルフにのめり込んで行きました。
タイでは月平均8ラウンドくらいしておりましたが、日本ではそんなに簡単にできません。でも月2〜3ラウンドをしながら楽しんでいたんです。
しかし、コロナ禍で定年になり自宅に戻ってきたのですが、コロナの影響もありラウンド数が激減。
なおかつ、定年で収入も激減しゴルフに月何度もいけるような裕福な状況ではなくなりました。
それでも月1回は必ず行っていたのですが、最近はそれすら行くのがめんどくさくなって来たんですよね。
そもそも、コロナ禍で引きこもり状態から運動不足解消と、ゴルフスイングの改造のためにジムに通うようになったんです。
通い始めて1年半位が経過する頃になり、ジムでの筋トレの方が楽しくなって、ゴルフに行くのがどうでも良くなってきたんです。
ジムに通っていると、会費は払っていますがそれ以外は自分の体1つあればよく、やればやったなりの効果が目で見てわかる。
一方でゴルフは、やはり何だかんだで1回1万円程度は最低かかり、スコアが悪かったりすると気分も沈みつまらなくなる。
また、ゴルフ場に行くまでのガソリン代とかも必要で、運転していくめんどくささもある。
なんかジムの方が楽しいな、そう思えるようになってきたら、ゴルフなんてどうでもよくなってきた感じが強くなってきたんですよ。
金曜日の夜ナイターでゴルフを行い、土曜日、日曜日と3連続でゴルフをしていた自分が、ゴルフなんてどうでもいいやと思う時が来るなんて。
最も付き合いも大切なので、誘われたら基本は月1回の割合で行くようにはしていますが、前のように自分から率先して誘うようなことは無くなりました。
おかげでGWも夏休みも、1回くらいしか行かなくなったので家族と過ごす時間が大幅に増え、孫たちにも喜ばれるようになりました。
どう言う心境の変化かわかりませんが、歳をとっていくたびに時間を有効に使いたい、できれば今までしてこなかったことに使いたい、そう言う思いが強くなってきている分、自己満足だったゴルフのプライオリティが下がったんでしょうね。
1つが終わると1つが始まるように、今はゴルフなんてどうでもいいかなって思えるような人生の時期になったんでしょうね。
筋トレで長生きするように、庭作りで夫婦で楽しめるように、そう言うふうに変わった自分に少し驚いています。