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祭祀
NHKで、毎年放送される番組「18祭」。
人気アーティストが18歳前後の若者のために曲を作り、練習をし、共に歌うという企画だ。
この番組を最初に見たのは高校生の頃だった。
自分と同じ歳ごろの青年達が涙を流しながら歌っているのを観てこう思った。
何がやねん。
お前らなんしてんねん。
歌っただけやのによう泣けんな。
まず出演する若者は応募動画によってふるいにかけられる。
この制度によって夢を持ってる風の自己PRの上手いやつが勝ち残ってしまうのだ。
こいつらは夢なんかもってない。てか持とうとしてない。あいみょんと共演したいだけだ。
もちろん本当に夢の後押しをして欲しいと思っている者もいるだろう。
ただそいつらに告ぐ。人に変えてもらおうと思うな。
自分で決断してくれ。
そいつらに限っては歌い終わった後、燃え尽き症候群みたいになっている。
夢のことなど忘れている。
18祭に参加したあと何かを成し遂げた感覚に陥っている若者よ。
勘違いするな。お前は何者でもない。
ただ人前で涙を流しながら歌い、醜態を晒しただけです。
デジタルタトゥー残しです。