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カレーの話をしよう5

カレーの話も五回目、平日一週間分である。すなわち今週はカレー週であった。

 本日のカレーは結紀はるかさんのリクエストにより豚肉でルーは二種類混ぜて中辛なカレーである。他に具の指定は無かったので、ホウレンソウだと思っていたら小松菜および茄子を入れた。小松菜は下茹でし、茄子は油通しして使用。茄子と油の相性は悪魔的である。豚肉はあえて小間切れを使い、野菜も小さめに切った。本来カレーの具は大きめが好みな私であるが、小さい具にルーが馴染んで味がしみこみやすいのは確かである。それもまたよし。そして確かにカレーであった。ごちそうさまでした。

 カレーのルーを複数混ぜる話で思い出すのは、アニメ化もされた漫画「赤ちゃんと僕」である。母親を亡くした小学生の主人公が母の味を再現しようとするが、複数のカレールーを冷蔵庫から見つけて配合に悩むという内容であった。

 他に漫画で描かれたカレーのうち、いまパッと思い出すのは包丁人味平「ブラックカレー」……は、ナウなヤングにはついてこられないうえに非合法な気がするな……美味しんぼ「究極のカレー」をTV番組にて披露した際には出演者の反応は微妙であった……そうだ、クッキングパパに「まるごと・ザ・カレー」があった。とにかく具材を大きく、玉ねぎや人参は切らずに使い、肉も塊のままという豪快さであるが、特別な具材や技法は必要ないのが荒岩(クッキングパパ)流である。世のカレー好きにはぜひお試しいただきたい。

 昨日の投稿でカレーにおける具材の量の話をしたが、noteの皆さんはあまりこだわりがないようである。野菜を半端に余らせても使いどころに困るために、一個や一本といった単位で使い切ってしまうかたが多いのだろうか。

 ところで先日Twitterにてカレーに関するアンケートを行った。

 こちらのアンケートでは右カレー派が多かったようではあるが、とくには気にしないというかたも多く特に決まりがあるわけでもないようだ。かつて日本で、特に飲食店にてカレーライスが提供されるようになった明治時代には、最初から混ぜて出すお店もあったらしい。どうやらこの辺りはあまり気にせず、出されたものを文句は言わず、そのまま食べるが良いようだ。これも荒岩流である。

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