佐倉純@さくらのみや日記

桜の花と寝台特急さくら号が大好きな、さまよえる(元)制御系プログラマ。 本家「さくらのみや」(1996年より)はこちら→ https://sakuranomiya.sakura.ne.jp/

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とりあえず、初投稿ご挨拶(随時更新します)

来歴など こんにちわ。こちらでは初投稿になりますので、ご挨拶の一文を。佐倉純と申します。本業はプログラマーというものをやっております。 こういうネットでの文章書きというのは、はるか昔にWindows95の騒乱で、猫も杓子も「インターネットってどこで買えるんですか?」というネタみたいな時代・・・よりもさらに昔の、Windows3.1なんて頃から、この名前(ハンドル名なので本名ではありません)で、パソコン通信の草の根BBSで続けて今に至ります。(パソコン・プログラミングそのもの

    • 久しぶりにニーチェ先生の話を書いた。最近「権力への意志」読み中。 ニーチェ先生の文体がなにかに似てるなぁと思って気になっていたのですが、最近わかりました。読点の打ち方といい、過激な物言いといい、おかきの播磨屋の播磨屋助次郎のあの物騒な手紙の文体だ。

      • つれづれなるままにニーチェ

        過去のブログの掘り起こしから~ 今日は資格試験というか、メンタルヘルス検定なるものを受けてきました。(これを受けたのは2010年の話です) 問題自体は難しくない・・と言いたかったんですが、勉強しようと思いつつもおざなりで、一夜漬けだったので、多分撃沈。あうう。せめてあと一晩あればだいぶ違ったんだろうなぁ。 公式テキストをきちんと読めば100%間違いない!くらいの問題だったので、その分、合否は神のみぞ知るになっている今の状態が悔いるというか。 帰りは梅田の紀伊國屋書店に。白

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          2006年3月の山田池公園

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        とりあえず、初投稿ご挨拶(随時更新します)

          父と、私と、娘へと ~OM10の思い出~

          テレビでフィルムカメラの話題になっているのを見て、娘がフィルムカメラに興味を持って「なにそれ」と言って来ました。 ついにこれを娘に伝えるときが来たか・・・。 というわけではないですが、物置から骨董品を取り出してきました。 今でこそデジタルのOM-1で写真を撮ったりしていますが、自分の原点といえば、このカメラですね。 自分のカメラとの関わりは、小学生の頃に友人と撮り鉄をする目的で安物の110mmカメラを使ったりしていましたが、そんな時に父親に譲り受けたのが、このOM10で

          父と、私と、娘へと ~OM10の思い出~

          「読んでいない本について堂々と語る方法」レビュー

          過去記事を漁っていたら、おっと、懐かしいのが出てきた。 読書レビューをやっているのなら、これは絶対に外せない一冊です。 タイトルは結構おちょくった感じにも感じますが、実態はそんなにふざけた内容ではなくて、かなり真面目な本です。 著者のピエール・バイヤール氏は大学で文学を教える教授なんですが、なにせ本人が「読書嫌い」という、じゃぁなんでそんな仕事を選んだんだよ!とツッコミたくなるんですが、ともかく、仕事柄、読んでない本についても語るっていうか、本職だとしても世界に全部ある本な

          「読んでいない本について堂々と語る方法」レビュー

          「平家の群像」読書感想文

          「平家物語」と言っても主な登場人物って言っても数えるほどしかほとんど思い出せず、清盛は悪いやっちゃ、てな感じしかわからないのが多くで、詳しい人な ら、常磐御前という別嬪さんがおったとか、義経の鵯越の話だとか、那須与一の扇落としとか、そういった断片的な知識でつなぎ合わせ、最期は壇ノ浦で終わ り、というのが多くの人の印象だと思います(私の知識もそんなもんです) そういう物語上の平氏の一族の群像を解体し、当時の貴族が書いた他の資料などを元に再構成し、史実としての平氏、物語に描かれ

          「平家の群像」読書感想文

          2006年3月の神戸・南京町

          2006年3月の神戸・南京町

          「幼年期の終り」読了

          昔のブログからの転載です 冷戦の時代、今まさに人類が宇宙に飛び立たんとするそのとき「オーバーロード」と呼ばれる宇宙からの生命体によって、地球は「観察」を始められることになる・・・。 個人的にSFも翻訳物も苦手なので普段なら読む機会がなかったであろう本ですが、何かのレビューで気になって読み始めました。 SFは確かにSFなんですが、地球に対して特に目立って何をするでもなく、たまに干渉をする。果たしてオーバーロードの目的は何か?SFというよりも謎解きの気分で読みました。 人類よ

          「幼年期の終り」読了

          山本七平「空気の研究」読みました。

          昔のブログから転載~ 読むこと自体はそんなに難しくない本なのだが、感想を書くとなると途端に難しくなる。 ここでいう空気は「空気を読め」の空気。山本七平の時代よりも「空気」という謎の存在の強さは影響力を増しているのもあり、興味を持って読みました。 内容はそんなに難しくなく、西欧、特に山本氏自身がキリスト教徒でもあったことから、ユダヤ教文化と日本の汎神論を背景とした文化の違いから読み解き、西欧にもそういう「空気」的なものはあることを挙げながら、同時にそれと真正面から対峙し、そ

          山本七平「空気の研究」読みました。

          「私という猫」レビュー

          昔のブログのストックから。 というわけで「私という猫」についてのレビューです。 長らく入手困難になっていた名作ですが、2024/11/1付けで、3巻合本版が発売されました。(私のレビューは旧作の2巻分です) ~~~~ さて、世の中に猫を題材にした小説やマンガは、ご存じ夏目漱石を筆頭にたくさんありますが、この作品と、そしてこれを書き上げたイシデ電という人は「凄い!」の一言しかありません。 猫を題材にした作品というのはどうしても猫を「かわいい物」という、人間から見た愛玩

          「私という猫」レビュー

          ハイビーム問題

          撮り鉄といえば、昨今は嫌われ者の趣味になってしまいましたね。 実際、駅で罵声を浴びせる撮り鉄とかをSNSで見かけると、肩身の狭さみたいなものを感じます。 その撮り鉄の間で嫌われてるのが、鉄道車両によるハイビーム。 ハイビームになっているものを撮ろうとすると、通常光の車両の撮影に比べて、露出が大きく変わるので、減光しない運転士に罵声を浴びせるのだとか。 当たり前ですけれども、運転士の目的は鉄道の安全運行なので、何も撮り鉄にサービスなんかする必要ないので。 我々は「撮らせても

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          2008年11月の神峯山寺

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          「はじめて学ぶ中国思想」読みました。

          昔のブログネタの保存から掘り起こしです・・・。 正直、タイトルに「はじめて学ぶ」なんて書いてあるんですけれど、初めて学ぶにしてはガチすぎませんか、これ(笑) それとも、私の中国の思想史の知識なんて、初めて学ぶ以下だったということなんでしょう。 思想史と考えると、正直なところめちゃくちゃお得な本だと思います。割合、西洋の思想書、哲学書の類ですと、ソクラテス・プラトン辺りから始まって、転換期となるデカルト、そしてカント辺りから始まる近代哲学と、一貫して読む書物は結構出回ってい

          「はじめて学ぶ中国思想」読みました。