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なぜESGが注目されるのか
こんにちは。Jammyです。
今回はなぜESGが注目されるのかというテーマについて持論を混ぜながら解説していきます。
近年、ESGという言葉を耳にすることが多いのではないでしょうか。中には多くのメディアでESGとともに、「持続可能性」という言葉が出てくるのでESGと混同している方も多いと思います。
ESGとは「Environmental, social, and corporate governance」 の略で環境、社会、ガバナンスの三つ頭文字をとっています。近年は長期的に成長するにはESGが必要だよねって考えが広がっています。
ひとつは環境汚染の問題が大きいです。このまま、環境汚染が進めば私たち人間の住んでる地球は持ちません。
ふたつめは人権を守るためです。パワハラやセクハラとあるように、働きやすさが企業にとってはとても大切です。
どれも欠かせないものです。ただこれら含め、ESGの観点に共通するものはどれも「非財務情報」ということです。
企業がどれほど二酸化炭素を出そうが、パワハラをしようが、財務諸表に載ることはありません。
そして、最近ではこれらESGを財務情報化しましょうということが進んでいるわけです。
環境に関してもTCFD →Task Force on Climate Related Financial Disclosures (気候関連財務情報開示タスクフォース)のような、環境問題を踏まえ、投資判断しやすいようにそれらについて企業に開示させるような動きが出てきています。
今後は環境や人権もコストと捉えられます。
するとどのような動きが起こるのかというと、
例えば車会社なら、「もの早く移動できる車を作りました!」と言っても、工場がものすごい量の二酸化炭素を出すようならその車はいらないよねとなるわけです。
利便性よりもESGが優先される時代になるのです。
これは先進国がある程度の成長を終え、成熟期に入ってきたことを示唆しているとも考えられます。
また利便性を高める時代から創造や遊びを大切にする時代に入ってきたともいえると思います。
まぁ少なくとも今後、ESGの考えが財務化し、投資判断において必要になるので企業には必須の考え方になると思われ、メディアなどでも注目されているのです。
ただ私はこれは表上の理由とも言えると思います。
そもそも、ESGを話し始めたのはアメリカです。
だいたい政府が行うことには「思惑」というのが隠されています。
アメリカにとってのESGを流行らすメリットは何か。
ひとつは先ほども話したように、このままでは地球がもたない、また人権なども含め、こうしたほうがいいよねという考え方です。
もうひとつはアメリカが恐れる中国にとって都合が悪いからです。中国はいまだに発展途上にあり、二酸化炭素の排出量は世界でもダントツです。また共産主義でもあるため、人権に対する考えも民主主義に比べると薄いです。
つまり、ここから成長し、アメリカに追いつき、追い越したい中国にとってはとても邪魔な考え方なのです。
ではアメリカは直で中国との関わりを断ち、ブロック経済化させればいいじゃないかと思うかもしれません。しかしアメリカのアップルが中国に工場を持つように中々アメリカもすぐに関わりを断つわけにもいきませんし、今のように進んだグローバリゼーションを戻すこともそう簡単ではありません。
そこでESGの考えを政府から企業に、関わる会社はこの観点で見ましょうねとすることによって、中国経済の成長を鈍化させることにつながるのです。
アメリカの長期的な狙いには民主国家を増やすこともありますから、できる限り、世界の成長スピードを遅らせ、中国などにも民主主義寄りのリーダーが出てこないかなぁと待ってるわけです。
まぁこれはあくまで持論に過ぎません。
とりあえず、今後働いていく上でESG的な観点は必須ですのでみなさん押さえましょう。