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共感・・・嬉しい出来事

人との関わり・・・仁科海岸で石拾いをしていると、何ですか?
声を掛けられた 石拾いよ〜 なんなんですかその石?
ちょうど雲の間から太陽が顔を出したので
陽を石に当て キラキラは水晶なの 
窪んだ隙間を覗いてみて 細かい水晶の柱が見えるの
坊やが覗きたくて背伸び 手渡す 
わ! 光ってる! 
パパさんに渡す 本当だ! 

お腹も空いたし、、終了〜
親子はまだ 探してる 〜^^〜 

楽しいこと共感してくれるのは嬉しい 
ありがとうね〜バイバイ〜 
一昨年の思い出

今日 嬉しい記事を見た・・・
私も見ていたインタビューで、
全く同じような感想を持った方いらして嬉しくなった。 
数年前 石ころの中の水晶の光を美しいと共感してくれた親子を思い出した
共に共感することは とっても嬉しいこと・・・・・

下記は Chihiro Sato-Schuhさんの記事
【柔の心をもつロシア人】

この頃ウクライナのことをいろいろ書いていたら、プーチンについての動画のリンクを教えてくれる人がいて、あれこれ見ていた。主流メディアは、プーチンをまるでスターリンみたいな恐ろしい独裁者に見せようとしていて、そのような印象が多くの人に染みついているのも事実なのだけれど、この人のことを知れば知るほど、そんな独裁者みたいな人間とはほど遠い人物だと思わないではいられない。

沖縄サミットで来日したプーチンが、柔道教室を訪れて生徒たちと柔道する場面の動画を見ていて、その身のこなしがあまりにしなやかなのにびっくりした。柔とは、相手の力を使って相手を倒す。プーチンは、さして力を使っている風もなく、するりと相手を投げていた。ワイシャツにネクタイというかっこうのままで、投げられ役までやっていたのだけれど、これがまた実にあっぱれな投げられ方だった。相手の力にまかせるように、するりと投げられて、猫みたいに着地していた。

これだけの身のこなしをするからには、単に趣味でやっていたとかいうレベルではないのだろう。きっとこの人は本当に柔の心を知っている人なのだろうと思った。

ウクライナの状況についてスピーチしている動画を見ていて、プーチンの話し方が実に沈着冷静なので、肚の据わり方が並ではないと思った。ウクライナ東部では、ウクライナ軍による無差別攻撃が続いている。それを西側はロシアが侵攻しているといって、経済制裁を加えてくる。そうした状況を、彼は怒りを秘めつつも、淡々と明晰に説明していた。どんなときでも平常心を保つことが肝要だと東洋の武道では言われるけれども、それにはよほど肚が据わっていなくてはならない。これを支える力を、彼は柔道から得たものらしい。こうした精神性にまで落とし込むほどに、柔を極めている人なのだと納得した。

それから、オリバー・ストーンのインタビュー映画を見ていたのだけれど、そこでこれまでの人生を語っているプーチンを見て、私のその推測は確信に変わった。この人は、まさに柔の心で政治を行っているのだと。

それは、メディアが見せようとしているプーチンの姿とは正反対のものだった。支配欲に駆られ、情け容赦もなく敵を排除する独裁者だというような印象をメディアは与えようとしている。だけど、そこで自分のことを語っているプーチンは、謙虚で生真面目で、素朴でさえあるように見えた。

彼は12歳のときに柔道に出会い、それで人生が変わったのだそうだ。彼は諜報から官僚になり、エリツィンの下で働いていたけれど、エリツィンが辞めるときに首相代行を頼まれて、最初は断ったと言っていた。そんな責任は負えないし、首相になったらもう私生活はなくなってしまうからと。

プーチンは、首相になるということが、どれだけの責任を負うことなのかを知っていたのだ。そして、最後に引き受けたのは、それだけの責任を負うつもりだったからなのだ。彼の言葉には、そういう真摯さがこもっていた。

エリツィン政権下でロシアは腐敗がひどく、経済的にも破産状態だったそうだ。プーチンは、まるで破産状態の会社の経営を引き継ぐ社長のように、それを引き継いだのだ。それからロシアを立て直すための奮闘が毎日続くことになる。朝早く出かけて、夜遅くに帰ってきて、家族に会う時間はわずかだったと言っていた。

それまでの国営企業が政治家のコネで安く売られて、事業も機能していない状態だったので、貧困がひどかったのだそうだ。それでプーチンは、政治腐敗が起こらないようなシステムに変えて、経済を立て直した。けれどそれでプーチンは、ロシアを食い物にしていた国内外のお金持ちたちに憎まれることになったらしい。

ウクライナでもチェチェンでも、テロリストをアメリカが支援していて、ロシアを不安定にしようとしていたと言っていた。彼はアメリカがロシアに対して何をしようとしているのかも知っていた。ロシアの脅威というイメージを作り出し、それでまわりの国々に軍備を買わせる。そういうターゲットにされていることを、彼はちゃんと知っていた。「ロシアが脅威だと思うのをやめればいいんです。そしたら軍事費もかからない」そうプーチンは、ボソッと哀しそうに言っていた。

アメリカはチェチェンではテロリストを支援していて、アフガンではテロリストと戦うために侵攻した。「矛盾していますよね?」とオリバー・ストーンに言われて、「アメリカの矛盾にはもう慣れたよ」とプーチンは哀しそうな顔をして笑った。

プーチンは、そうした状況のすべてに柔の心で対応したのだ。怒ってもしかたないことを怒るのではなく、すべてを受け止めて、しなやかにクリエイティブに対応する。いい経営者が会社を立て直すときのようなやり方で、筋の通ったやり方を徹底していったのだ。流れに逆らわないようでいて、自分の流れに相手を持っていってしまう。そういうやり方を、彼は柔道から学んでいたのだと思う。

彼はこれまでに、5回暗殺されそうになったそうだ。キューバのカストロは50回。カストロと会ったとき、プーチンはそのことを話したそうだ。するとカストロは、暗殺されなかったのは、自分で自分を守ってきたからだ、と言った。プーチンは自分で自分を守ることはしない、ただ自分の仕事をしっかりやって、身の安全のことは警護にまかせている、と言っていた。「暗殺の王道は、警護に入り込むことなのに?」とオリバー・ストーンに言われて、「人は必ず死ぬ。絞首刑になる定めの人は、溺れ死ぬことはない、というロシアのことわざがある」とプーチンは言った。

そのことばを聞いて、私は彼がこの非常に難しい大事業を飄々としてやり遂げていられる理由がわかったような気がした。すべての責任を負って、そこに生命を賭けてしまえる人間は無敵だ。柔道であえて人に投げられるときのように、外からの力に身をまかせつつ、するりと抜け出していけるのをちゃんと知っている。そして何より、この地上での自分の使命と思うことを生命を賭けてやっていさえすれば、使命を果たすまでは死ぬことはないということを、彼はちゃんと知っているのだ。

しなやかに投げられることを知っているからこそ、彼はカストロのように防弾チョッキや銃で自分を守る必要はない。すべてを受け止める柔軟さそのものが、彼を守っているからだ。

そのプーチンが今、西側の非難をごうごうと浴びながら、ウクライナのテロリストたちと戦うために軍を動かしたのだ。彼らは8年も前からウクライナ東部のロシア語地区を無差別攻撃し続けてきたけれど、それまでロシアはそれに軍事介入することを避けてきた。そのために、もっと早く軍事介入すべきだったと彼を批判する人もいる。

だけど、プーチンはその間に、国内の経済を整えて、自給率を上げ、負債をすべて返済して、新しい金融システムを用意し、独自のコミュニケーションネットワークも作ってきた。彼は、ロシアが軍を動かせば、アメリカが待ってましたとばかりにロシアを非難して、国際的な制裁を呼びかけるのを重々承知していたのだと思う。アメリカが狙っているのは、そうやってロシアを弱体化させ、政府を入れ換えてロシアをもアメリカの傀儡にしてしまうことなのだ。プーチンはそこまで見通した上で、その事態を避けるために、しなやかにクリエイティブに対処していた。それで何年もかけて、予測されるすべての事態に対応できるだけの体制を整えていたのだと思う。

そうやって、もはやロシア国民を犠牲にすることなく、ウクライナを解放できる勝算が十分にできたから、初めて軍を動かすことにしたのじゃないかと思う。スウィフトからロシアをブロックするというアメリカのやり方に、ロシアは中国や中央アジア諸国と共同の金融システムを作ることで対応した。まさに、相手の攻撃の力を使って、自分が進んでいく力に変えたのだ。

西側メディアは、ロシアがヨーロッパ全体を軍事攻撃して占領してしまうんじゃないかというような恐怖をかき立てているけれど、私は起こっていることは、それとはまったく違うことなんじゃないかと思っている。ロシアが軍事支配するのじゃなくて、西側が攻撃するその力で、世界中がグローバリストの支配から脱皮していこうとしているのじゃないかと思うのだ。ロシアの柔の力に、そんな風にして世界中が巻き込まれていっているんじゃないかと。

実際、地政学的に状況を見るならば、そこまでやるつもりでなかったら、ロシアには生き延びる道はない。プーチンが望んでいることは、ただそれだけなのだ。ロシアという国を保ちたいという。彼は野心家でもなければ、理想主義者でもないと私は思う。単に引き受けた責任を果たそうとして、倒産しかけた会社を引き受けた社長のように生真面目に働いているだけのように見える。

彼の強さは、野心がないがゆえの無敵さなのだ。投げられたらいつでも転がれる用意がある。まさにその柔らかい力こそが、世界を一皮むくように変えていっているんじゃないかと、そういう気が私にはするのだ。


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