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免許っていろいろあるんです。

日本のお酒の免許制度ってしっていますか??

日本ではお酒を造るのに免許が必要です。
ほかの国でも免許はいるところが多いとは思うのだけど。

日本の免許制度ってものすごーく細かいって知ってましたか?

例えば同じ米からできている、日本酒と米焼酎。
同じ免許で作れると思いますか?

答えは ×
日本酒と、焼酎とで免許が違います。

じゃあ、焼酎からリキュールを造ろーと思うと焼酎の免許で作れると思いますか?

こちらも答えは ×
リキュールはまた、リキュールの免許になるのです。

さあ、そしてジンとなるとスピリッツ。
焼酎は蒸留酒だし、スピリッツも蒸留酒でしょう?一緒じゃん!
てなりそうなのですが
こちらもまた別なのです。
ちなみにスピリッツ免許とウイスキー免許も別です。

そして免許も簡単には取れません。

申請書類がいっぱいあって、また、製造数や造って売り先があるか?
などいろいろな問題があるのです。

新規だと、研修とかにも行かなきゃいけないです。
うちにも研修に来た人がいたり。

あとは決算の状況とかでも免許申請してもはじかれたりします。

また、取得するにしても6キロの壁があります。

←私が勝手に6キロの壁といってるだけ笑

免許申請が通っても最初の3年間は仮免許。

仮免許とか車と一緒ですよねww期間長いけどww

3年間のうちに、味などの審査もあるし、製造数量などの問題もあります。
厳密には違うらしいけど簡単に言うと年間6キロ造った実績がないと本免許にならないらしい!!!

ちなみに6キロって6kgじゃないよ?
6KLだよ。
つまり
6000L!!!!!!!

大手さんであれば簡単なのかもしれませんが、
うちみたいな家内工業的な小さな会社で年間6キロって
でかい!!!笑

ま じ で で か い!!

だから数年免許取るの躊躇していたのです。
社長にいうのも躊躇してたけど。
(だってもともと、俺は球磨焼酎しか造らん!!的なことをいってたから笑)
そんで親子の会話もまとまって、税理士の先生もよしやるか!出すか!といってくれて
ようやく腹くくってやるかー!!と思えば
税務署から止められる。
焼酎免許あるからいいだろ的な。。。

いやいやジン作ろうと思っても焼酎免許じゃ無理じゃん!!
っていろいろしてるうちに宮崎やら鹿児島からジン出てきた。

もー!!!!免許出してんじゃん!ってなったのはここだけの内緒🤫笑

それから免許申請して

申請している間にジン作ってる知ってるメーカーさんに見学させてもらって教えてもらったりしつつ申請から4か月ほどで免許いただきましたとさ。
これが記念すべき2018年1月17日

高田酒造場の新たなチャレンジの始まりでした。

ちなみに高田は今、乙類焼酎免許、リキュール免許、スピリッツ免許の3つを、持ってます。
大変だったけど、取れて良かったなーって思ってます。
何より人との繋がりまで増えたし(^^)


そんなこんなで免許取るの大変なんです。

お酒の免許ていっぱいあるんです。っていう今日のまとまりのないnote

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