自分で決める「我慢の練習」
最初にお断り…この「我慢」の意味はやりたくないことをイヤイヤやるための我慢ではありません。
むしろ逆の我慢のことを言っています。
つまり、自分との約束を守るための「我慢」です。
「明日早起きする」
「2キロ痩せる」
「酒の量を減らす」
「英語の本を読む」
「貯金をする」
などなど...これらは全部、自分との約束です。
できなかったからといって、誰かから責められることはありません。
ですが…自分で決めて…できなかった…そんな経験ありませんか?
私もよくあります。そのたびに自己嫌悪になって書き出した計画表や目標を破り捨てました。
では今はどうかというと、「絶対」ではありませんが、かなり書き出した目標をこなせるようになりました。
それは「我慢の練習」をしたからです。
こちらには私がしてきた我慢の練習の方法を書いています。これを読んでくださった方に少しでも良いヒントになれば、とてもうれしい限りです。分かりやすく4段階にしています。
ステップ1:好きな食べ物を食べきるまでの回数を調べる。
私はポテトチップスが好物で袋を開けたら食べきるまで止まりませんでした。
なので、開けたが最後、袋が空っぽになるまでバリバリ食べ続けました。
なので当然1回につき一袋です。
これがまず最初のステップ。まず、好きな食べ物、飲み物、嗜好品を考えてください。
そして、その考えたものを食べきるまで、飲みきるまで、使い切るまでの回数を調べて下さい。
ステップ2:食べきるまでの回数を3倍に
1度に一袋を食べる私はこれを3回に分けようと考えました。
きっかけは単なる節約です。一袋のポテトチップスを3回に分けて食べることができたら、お金が節約できます。
そういう簡単な理由から私の「我慢の練習」は始まりました。
ばかばかしいほど、些細なことですがやってみて下さい。
ポッキーの一箱を1回で食べきる人は3回に、ハイチュウ1本を1回で食べきる人は3回に、やってみて下さい。
これが…想像より…とても大変です…(^_^;)
私は何度もポテトチップスの袋の前で悶絶しました(笑)
いい年の大人が一袋のポテトチップスで悩む姿はおかしなものです。
ステップ3:何度も繰り返す
当然、最初からうまくいきません。気づいたらいつも通り1回で一袋を食べていたり、我慢できずに、そのままやけっぱちになって二袋目に手を出してしまったり…などなどです。
が、何度もこのトライを続けていくうちに、途中で食べることを止めるのに馴れてきます。
最初は頭を抱えるくらい悩んだりしたものの、自分の行動をコントロールできるようになってきます。
ステップ4:他のことにも使ってみる
食べ物で回数・食べる量を自分が決めたところで止めれるようになったら、次は1日の予定でやってみてください。
・1時間早起きするではなく、いつもより20分だけ早起きする。ブログの1記事一気に書くより、1/3の量だけ書く。終わっていないかった作業の1/3の量だけやってみる。
量を多くし過ぎないことが大切です。食べ物は全体量が簡単に分かりますが、業務などは全体量が大きすぎたりするので、細かく小分けして、回数を分けて取り組みます。
自分で決めた量をこなす。決めたところで一端止める。
できる人は当たり前にできるのでしょう。でも、私はこれができるようになってから、自分の決めたことができるようになりました。
最後:得られたもの
自分でこれをやろうと決めた予定や行動をできなくて、悩む人は多いでしょう。そのためにいろんな教材や書籍を買う。
でも効果はいまひとつ…それが私でした。
ですが、それが食べ物の食べる量・回数を分けること設定をすることが自分の行動管理につながると思っていませんでした。
今は決めた予定を、決めたところまでやらないと落ち着きません。
最初に回数・量を決める。そしてそれを守る。
わずかなことです。新しい発見もない。ですが、私には確かに大きな変化として感じられた体験でした。
まさかまさか、食べ物からスケジュール管理に役立つと思っていなかったので、今回文章にしました。
みなさんの参考になれば幸いです。