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初めて、JACA(日本アートクラフト協会)に行ってみたら~

この日まずは、「ヴォーグ学園」(東京・水道橋)に、行ってみようと思って出かけた。


何故なら、「母の刺繍展」にいらしてくださった方から、「ヴォーグ学園」は、出入りが自由で、「手芸用品」や「書籍」の販売もやっているので、「入りやすいですよ~」と教えてくれたからだ。

さらに、その方が、「刺繍図書館」のような事をやるのであれば、「そこの一画を間借りできないかしら~」とポツンとおっしゃったのだ。

事前にお電話で「見学できますか~」と尋ねたら、「ご自由にどうぞ~」と聞いていた通りだった。

事務所の方が、大変、丁寧に対応して下さいましたが、空いてる教室を貸出はしていな事がわかった。

せっかく暑い中、出かけて行って、このままでは帰れないな~とも思い、御徒町にある「日本アートクラフト協会」(以下JACA)に行くことにした。

「ヴォーグ学園」を出て、一度「JACA」に電話をしてみた。

すると、電話口の男性の方が、「場所がよく分からなかったら、お迎えにいきますよ~」とフレンドリーだった。

「JACA」で「刺しゅう講師」をされている方は、「雄鶏刺しゅうアカデミー」の出身の方が多い。

その関係で、「JACA」の刺繍展には、母とも出かけたことがあった。

いつも、この「刺繍展」の会場となっていた「八重洲画廊」は、2022年12月に閉廊となってしまった。

2022年の「刺繍展」には、私だけ出かけた。
その時の記事がこちら
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初めての訪問だったのに「親戚気分」になった~


「JACA」は、JR御徒町駅から、徒歩5分ぐらいのところにある。入口を入ると、小さなギャラリーになっていた。

先ほど、電話に出られて男性の方が、いらした。

先に行った「ヴォーグ学園」では、話も聞いてもらえなかったので、とにかく先に「訪問理由」を言う事にした。

「私、怪しい者ではありませんから~」という気持ちで、これまで「母の刺繍展」をやってきたことや、その母が「雄鶏刺しゅうグループ」で「欧風刺繍」をやってきたことなどを話した。

で、「刺繍書籍」を閲覧できるような場所を作りたくて、場所を探していることなどを話した。

今も「JACA」で「白糸刺繍」を教えられている「西須先生は、雄鶏時代の母の後輩になります」とかも、しっかり伝えた。

この「JACA」を立ち上げたのは、「編み物の先生をされている男性」という事を、私は母から聞いていた。そのことを伝えると、「それ、私の父です。」と仰った。

「ご健在なんですか?」と尋ねると、今でも「編み物クラス」で教えてるとの事だった。

そこからは、話が速くて、母が所持している「刺繍図案」をどうしようかと思案していると話すと、「図案の写真をインスタのDMに送ってください。」と言ってくれた。


自宅に戻り、DMでやり取りをしてると、母の作品展示や「図案を見る会」をJACAのギャラリーで、やってみたらどうですか~的なメッセージも頂き、嬉しかった。

私は、「図案」の写真を撮るのも、なんだか面倒だと思い、「母の刺繍展」で頒布してきた「図案」の一部を後日、JACA宛てに郵送した。

この日、いろいろお話をしていると、話が弾み「共通言語」も多くて、私はなんだか「遠い親戚」に会ったような気持ちになった。


◇6月いっぱい開催中!「欧州伝統刺繍作品展」◇



「欧州伝統刺繍作品展」と題して、こちらで教えてらっしゃる先生方の「作品展示」をやっていた。

思いがけず、素晴らしい作品を拝見することが出来た。

イタリア刺繍、ハーダンガー、白糸刺繍の展示が素敵!
繊細な作品ばかり~
小さいギャラリーですが、
展示作品のクオリティーが素晴らしいです。
どれも見ごたえがありました。


ふさわしい「場所」を探す


「刺繍展」が終わってから、「刺繍図案と書籍のイベント」をとにかく1回は「必ずやろう!」と考えるようになった。
それ以来、どこがイイ場所はないだろうかと、頭の中でずーっと「場所探し」をやっていた。


「刺繍展」の場所として「吉祥寺」を選んだのは、街の華やかさもあるけれど、自宅から「近距離」にあるというのが、一番の理由だ。


「刺繍展」で、作品を運ぶのも、「赤帽さん」にお願いすれば、大丈夫だし、だいぶ慣れてきた。


それでも、作品の「搬送」「搬入作業」は、本当に大変だった。

勝手な「私のイメージ」の中で、「図案」と「書籍」だけならば、「刺繍展」よりは、きっと「搬送作業が、楽~」という、安易な考えがある。だから、私自身の移動距離が、長くても、どうにかなるような気がしている。

実際に、「刺繍展」をやってみて、各々の興味にヒットすれば、遠方からでも、来てくれるだ~と感じた。

これまで「刺繍人口」が、全国に散らばっているの事は、SNSを通して実感している。

だから、私は、「刺繍図書館」を「地域密着型」で、やって行こうとは思っていない。
自分の居住地域から、離れても、どこからも参加しやす「アクセスの良い場所」が、ふさわしいと思っている。

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この日、私の訪問中に、開催中の「欧州伝統刺繍作品展」を見に訪れた方がいた。

お話を伺うと、この方は「名古屋」から、いらしてた。
「リボン刺繍」をされている方だった。

別件で、東京に用事があって、そのついでに「リボン刺繍」の材料を購入するために「越前屋」に立ち寄り、そこで、この「作品展のハガキ」を受け取った方だった。

その足で、新幹線に乗る前に、見ていこうと思って立ち寄られたのだ。

御徒町にある「JACA」は、こういう方が、フラッと寄れる「場所」なのだと思った。


昨年の今頃、私はトイレで倒れ、顔面を強打し、「検査通院」の日々だった。

あれから1年経ったのだ。

暑さに弱い私は、夏は動けないので、秋に向けて「刺繍展」とは違う事をやってみよう!毎日、窓の外を眺めながら、思い巡らしている。

※最後まで、お読み頂きありがとうございました。


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