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人生のピークを90代に持っていく⁈

新しい手帳を買ったときに、自分のありたい姿、「セルフビジョン」を描くことについて、前に記事を書きました。

このときにわたしが思い浮かべたのは2〜3年先の自分の姿なのですが、最近、『人生のピークを90代に持っていく!』 という枝廣淳子さんの本を読み、わたしも、もっと先、90歳の自分のビジョンを描いてみることにしました。

ちょっと本の紹介

なんとも勇ましいタイトルのこの本。
枝廣さんがこの本を通して届けたいメッセージは大きくこの3つだそうです。

1つめは、「人生の午前中の義務(会社勤め、子育てなど)からリタイア(引退)するからといって、自分の人生からリタイアしないこと!」。

2つめは、自分の外にあるものを追いかけて獲得することで満足するという、「幸せの外部依存度」を減らし、あるがままの自分に幸せを感じられる、「幸せの自給率」を高めていくこと。

3つめは、いくつになっても革新し続ける、しなやかで生命力あふれる人でいること。

人生のピークを90代にもっていく! 「はじめに」より

わくわくしませんか?
たぶん枝廣さんはすごくパワフルな人で、その言葉から、前向きで生き生きとした熱量が伝わってきます。

人生の午後は、余生と呼ぶには長すぎる

70歳ぐらいで人生が終わっていた時代であれば、60歳の定年後、現役時代にはなかなか行けなかった旅行に行ったり、孫の誕生を喜んだりしているだけで幸せな余生を過ごせたかもしれません。

でも、人生100年時代。
定年後が30年ほどもあるとすると、余生と呼ぶにはあまりにも長すぎる。
死ぬまで自分らしく生き生きと幸せな人生を送りたいと思ったら、それなりのビジョンと戦略が必要です。

もちろん人生何があるか分かりませんから、病気になったり事故にあったりで、思ったよりも早く人生の幕を閉じることになるかもしれません。
でもそんなの、若いうちだって同じこと。
いくつであっても、自分の人生を主体的にプロデュースしていくという意識は、どうしたって必要なのです。

90歳の自分がどうありたいか、そのビジョンを描いて、そのためにはどのように生きていくべきかを考え、実践していくことは、どの時点の自分で終わることになったとしても、そのときの幸福度を最大化することになるのではないかと思います。

老いていくことはやっぱり怖いけど、だからって逃げられない。
生老病死。
人間に必ずやってくる苦しみです。
逃げられないのだから、それを受け入れて、できることをするしかありません。

90歳の自分を思い浮かべてみる

さてさて、90歳のわたし…
しわしわだろうな〜。まあ、それは仕方ないと受け入れるとして。

まずは心の中

いつも穏やかで落ち着いている。
思いやりがある。
じんわりと幸せを感じている。
ユーモアと好奇心がある。

ほぼほぼ年末に描いたビジョンと同じ。
最後の一つは付け加えました。
いくつになっても、”おもしろがれる人”でいたいと思って。

次は身体

背筋がしゃんと伸びている。
健康でリラックスしている。
清潔感がある。
立ち居振る舞いに品がある。

これも今のビジョンとあまり変わらない。
さすがに色気はもういいかな、と思うけれど。
昔から、凛とした佇まいに憧れがあります。かわいいよりもかっこいい。
そして何より大切なのは健康であること。
健康の要は腸・歯・筋肉だと思っているので、意識してメンテナンスしていくつもりです。

次は暮らしぶり

経済的に自立している。
シックな部屋で一人暮らし(+猫)を楽しんでいる。
自分のために美味しいものを作る。
趣味は読書とピアノと踊ること。
英語ができるので字幕なしで映画を楽しむ。
たまにミュージカル、コンサートに行く。
季節の移ろいを楽しむ。
自分らしいおしゃれを楽しむ。
仕事でもボランティアでも、何らかの社会への貢献をしている。
できることは自分でする。
できないことはありがたく人に頼む。
いつでも人生を終われる準備をちゃんとしてある。

もうこれは、こんな90歳だったらかっこいいなーと思うものを詰め込みました。
いやいや無理でしょ、と言いたくなる自分はちょっと脇に置いておいて。
思い描くのは自由。

最後に人間関係

子どもとは付かず離れず。いつだって子どもの人生を応援する。
気持ち良い人たちと仲良くしている。
気持ちよくない人たちとはうまく距離を置いている。
一緒に生きたいと思える人がいたらいい。男でも女でも。
でもいなかったらそれでもいい。

ここが一番、難しいな、と思っているところ。
相手のあることだし。
ビジョンというより願望っぽくなっちゃいました。
本当はアドラー心理学の「共同体感覚」的なものを入れたいのだけど、理解が浅くてうまく言葉にできない…

ハーバード大学医学大学院の研究によると、幸福感の高さと最も強い関連性があるのは、「親しい友達がどの程度いるか」だったそうです(枝廣さんの本に書いてありました)。
あまり人付き合いが得意ではないと自覚しているわたし。
90歳の自分が本当に友達を必要としているのか、いまいち確信が持てません。

でも、孤独でいたいわけではない。
苦しみは人間関係の中にあるけれど、幸せもやっぱり人間関係の中にあると思っています。


今のわたしが考える理想の90歳はこんな感じでした。
楽しかった!
来年からは、長期ビジョンとして90歳のわたし、そこに至る短期ビジョンとして2〜3年後のわたし、のようなセルフビジョンの描き方をしようかな。

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