「心理テクニックを使った!戦略的な学級経営」の本の内容が、私の学級経営のあり方とぴったり重なっていた
あと10日ほどで新年度を迎えることもあり
以下の本を読んでみました。
この本を読み終えて驚いたのは
私の2019年度の学級経営のあり方が
まさにこの本に示されていた内容とぴったり重なっっていたことでした。
先日、若手の同僚から
私の学級経営方法について教えてほしいのとリクエストをもらったのですがこの本をプレゼントすることで
再現性のある学級経営をしてもらえると確信しました。
私自身は、かつて
アメリカ人のウィリアム・グラッサー博士が提唱した
選択理論心理学を学び、
その学びを日々の学級経営で実践していました。
その実践を通して
この学びをすれば誰もが同じような効果を体感できると確信していました。
学校現場には
あの先生だからできるのだ、というヒーローではなく
どの先生でもできる、という再現性のある法則が必要なのです。
そのような視点が
今回ご紹介している本に丁寧に記されていました。
では、具体的に私が2019年度に担当した
課題が山積みだった我がクラスの生徒と
どのようにかかわったのか、
そしてその関わり方がどのような法則に基づいているのかを
いくつかご紹介します。
1. 初頭効果
・学級開き1日目に、担任としてどのようなクラスを作りたいのかをしっかり伝えた。
「クラスの皆が安心して過ごせるクラス」
・叱る基準を伝えた。
(相手が傷つくような言動、同じことを何度言っても直さない、命にかかわる)
2. 社会的手抜き(フリーライダー)の防止
学級開きの2日目に、クラスの生徒全員の当番を決めた。
3. 自己有用感および自己決定感
クラスの役員や教科係にリーダーシップを発揮してもらうことで、クラスに貢献している、自分たちで決めたと認識できる機会を増やした。
何よりも大切なこととして、4月から5月にかけて丁寧に指導した。
4. メタ認知
子どもの言葉に注目し、乱れた言葉については、しつこく注意した。
5. 沈黙テクニック
なかなかおしゃべりをやめない場合は、沈黙することで、子どもたちが気づき、自分たちで注意し合うようになった。
6. 漏れ聞き効果
他の生徒に聞こえるように、生徒をほめたことで、
他の生徒もがんばるようになった。
7. ウィンザー効果
他の先生がほめていた内容を、担任からその生徒へ伝えたことで、
その生徒の表情と行動がいっきに好転した。
8. モデリング
授業中やテスト中に教室内にゴミがあればすぐ拾っていた様子を、
生徒たちが見ていたからか、教室はいつもきれいな状態になっていた。
9. 期限の決定の効果
提出物を期限までに提出できない生徒に対して、
「いつまでに提出できそうですか?」
と質問することで、生徒たちはその期限を守って提出できるようになった。
特に、トラブル対応については、
私が1年間実践してきて非常に効果がありましたので
ぜひ参考になさってください。
10. クエスチョンテクニック
11. 自己正当化
12. イーブン・ア・ペニー・テクニック
13. 返報性の原理
14. イエス肯定話法
15. 傾聴
16. ラベリング効果
新任の先生だけではなく、すべての先生に
2020年度を迎える前にぜひ読んでいただきたい良書です。
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