貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
現在、新型コロナの影響で日本経済は大きなダメージを受けている。
今後、日本がどのようになっていくのかと不安に思う毎日が続いている中、この本に出会った。
この本を読んで、日本が安い国になってしまった現実に気づくことができた。
実際、ここ数年アジアから多くの観光客が日本に来ていたが、特にドラッグストアでの大量の買い物をする様子に、日本の商品が安すぎることを見せつけられた。
また、自分自身も含めて、この20年間年収がほとんど増えていない中、海外では年収が増えていっていることを知り、日本はかなりやばいことになっていることを気づかされた。
つまり、日本は貧しい国になっているのだ。
ならば、これからの人生は、日本に住み続けるという選択肢をいったんリセットして、他のアジアで働くということを本気で考えることが必要だと思う。その方が高い年収を稼げる可能性が高いからだ。
この本を読み終えて、日本が安くて貧しい国になっていると心の底から思った事柄について考えてみた。
それは、日本の学校現場ICT導入が、世界で断トツで遅れているということだ。
ICT先進国に比べて、なんと20年遅れているとのこと。
教育現場だけではなく、一般社会でもテクノロジーをまったく活かせていない役所手続き。
どれだけ日本は後進国になってしまったのかが、今回の新型コロナによる対応を通して、はっきり見ることができた。
学校の現場にいる者として、学校は世の中の縮図だと考えている。
日本の教育現場の教師の働き方と生徒の学び方を見て、
これほど遅れている現状に、日本の未来が本当に心配である。
これからの日本はますます厳しい時代を経験することになることが予測される。
そのような中、学校がどのように子どもと関わる必要があるのかを、
この本を読んで深く考えさせられた。