文化芸術による新しい価値の創出と地方創生シンポジウムに参加して、京都のアップデートが楽しみになりました
21年度までに、文化庁が京都に移転することになっているそうです。
その関係で、今日は京都で以下のシンポジウムが開催されました。
今回のシンポジウムは、3部構成になっていました。
オープニング、アイデアコンテスト受賞者発表会、パネルディスカッション
オープ二ングのratio によるノンバーバルパフォーマンスに、最初から最後まで驚きとワクワクに満たされました。
オープニング後のアイデア小テスト受賞者発表会では、
最優秀賞、優秀賞、奨励賞に輝いた方々のプレゼンテーションを聞かせていただきました。
私が特に心を動かされたのは、最優秀賞に輝いた京都市立堀川高校の小川哲平さんと楠見歩さんの明晰なプレゼンテーションでした。
「古典文化」×「観光」という融合を通して、
京都のメリットと修学旅行生のメリットを示されていました。
京都の高校生が、他府県からの修学旅行生が京都の文化を堪能できる修学旅行プランを企画するというプロジェクトを通して、京都の高校生が地元の文化についての理解を深めることができ、また修学旅行生も単なる観光旅行ではなく、京都について新たな発見ができ、京都の高校生との交流を深めるきっかけにもなります。
また、このアイディアは、京都から全国展開できることにもワクワクしました。例えば、沖縄に修学旅行に行く場合、沖縄の高校生が自分たちで修学旅行生のためのプランを企画して、地元の文化と経済の活性化に貢献できます。
このように、若者たちが大人といっしょに地域の活性化のために、新しいアイディアを実現できる仕組みは、私たち教育者がプロジェクト型教育を通して実現できると確信しました。
最後のパネルディスカッションでは、私が今もっとも注目している落合陽一さんがパネリストとして登壇されていました。
実は今回のシンポジウムに参加しょうと思ったのは、落合陽一さんが登壇されるからでした。胃痛のためかなり疲れておられたと思いますが、示唆に富んだお話を聞かせていただきました。
落合陽一さんは現在京都に注目されていて、先日西本願寺を数回訪問されていました。
今回のパネルディスカッションでは、ライフスタイルとアートとデザインを融合した「生き方としての京都」を発信していくことを提案されていました。
特におもしろかった視点は、VIPがオフィシャルツアーとして京都を訪問することによって、京都を文化発信の起点にするということでした。この話を聞いたとき、交通機関がかなり規制されるようになるなあと思いました(笑)。
シンポジウム後、京都駅を歩いていると、アメリカのテキサスから来られた家族の方に、地下鉄の駅がどこにあるのかと尋ねられました。
この1、2年で、世界中から多くの観光客が京都を訪れています。このことによって、もっと京都のことについて知りたいと思えるようになりました。
今日のシンポジウムを通して、京都を訪れる方々のために、生徒たちとともに京都はもちろんのこと日本の文化について、テクノロジーを効果的に活用して新たな形で発信をしていけるプロジェクトを作り上げていこうと決意しました。