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近くにいる人と出会えるアプリ「陌陌」、2018年通期の純売上高2200億円
LBS(位置情報サービス)連動マッチングアプリ「陌陌(MOMO)」
2018年通期純売上高:前年比51%増の134億840万元(約2200億円)
純利益:28億1580万元(約460億円)
月間アクティブユーザー(MAU):は2018年12月時点で1億1330万人。
初期の陌陌は位置情報に基づいたインスタント・メッセンジャー機能を持つ見知らぬ人とのSNSだった。成長が行き詰った時にはライブ配信サービスを打ち出して巻き返した。
マッチングアプリ「探探(Tantan)」の買収や衛星テレビ局「湖南衛視」と共同で制作したリアリティー番組「幻楽之城」などがそれにあたるだろう。陌陌の新しい目標は、今後3年から5年以内にソーシャルやエンターテインメントの分野で最も影響力を持つ会社になることだ。
AppStoreの人気ランキングで上位に躍り出た中国の位置情報SNS「Spot」、勝因は「引き算の運営」
クローズドSNS「Spot」が、3月上旬からAppStoreのソーシャルネットワーキングカテゴリの人気ランキングで1位に座り続けている
実際、インスタグラムのようなSNSはユーザーの焦燥感を煽ることでアクティブ率を上げている。「人と自分を比べる」心理を刺激されるからだ。一方のSpotが目指すのは、「人と人とのつながりが主導し、人とのつながりが幸せをもたらす」アプリだ。
Spotのあらゆる機能はすべて地図に基づいたものだ。「現在地シェア」は、その人のストーリーをシェアすることにつながる。「そこで何をしているの?」という会話のきっかけにもなる。
テンセントなどから数百万ドル調達している。
音楽ソーシャルアプリ「音遇」が大ブレイク セコイア・キャピタルも出資
音楽ソーシャルアプリ「音遇(inyu)」が数千万ドル(数十億円)の資金調達を完了した。米「セコイア・キャピタル(紅杉資本)」や「高榕資本(Gaorong Capital)」などが出資し、評価額は2億ドル(約220億円)を超えたとみられる。
「カラオケバトル」をテーマにした音遇は、システムが表示する歌詞の前半に続けてプレーヤーが歌う機会を奪い合い、得点を競うゲームと、プレーヤーが一曲を順番に歌うリレーゲームという2つの遊び方がメインだ。いずれもプレーヤー6人が参加し、正しく歌えれば得点が加算され、最高得点をとったプレーヤーが勝利する。
音遇はリアルタイムの双方向性にフォーカスした「ソーシャル+ゲーム」プラットフォーム。
あらゆる面で参加しやすい音遇は、ユーザー数、DAUの増加が速く、アプリランキングでも上位を維持している。
SNS上で無条件の賛美が受けられる「誇誇群」 若者たちの今
ありとあらゆる美辞麗句で人を褒めるSNS上のグループチャット「誇誇群」は、安いものは2元(約32円)でひたすら褒めてくれる十数件のメッセージが受け取れるサービス
3月5日時点でグループメンバーは9万人だったが、1週間も経たないうちにメンバー数は10万人を超えた。
誇誇群の流行は徐々に下火傾向にあるとはいえ、今も多くの人々がSNS上で誇誇群へアクセスしようとしている。若者たちは常にSNSの新たな楽しみ方を探しているようだ。