多数決についての疑問を、自分に当てはめてみる【ニュースからの学び】
こんにちはJJです😄
今日は最近のニュースからの学びを
シェアします。
多数の人がものごとを決めるとき
意見が一致しないのが普通です。
そんな時に”多数決”という方法を
とることが多いですよね。
今日のテーマは次のとおりです。
多数決についての疑問を
自分に当てはめてみる
「多数決について疑問がある」
という人には特に読んでもらいたい内容です。
・・・・・・
◆多数決とそもそも何ですか?
多数決について、Wikipediaでは
次のように説明されています。
ある集団の全ての構成員個々からの意見表明を元にして、その集団が採用する意思決定をするための手法である。・・・多数決の正当性について、多数が必ずしも客観的に真実であり妥当なものを捉えられるものではない、とする批判がある一方で、少数説との比較において多くが相対的に良いと判断するものを選ぶことに最低限の正当性を認める発想がある。
Wekipediaより抜粋
多数決に対しては
賛成意見と反対意見の両方があるが
現在の民主主義では
多数決を決定方法に用いていること
が多いです。
とても重要なことは
「”多数意見=正しい”ではない」
ということです。
◆ 多数決による結末と違和感
私が今回のテーマを選んだ理由として
多数決を用いた事例があったからです。
1つ目の事例が
「大阪都構想に対する住民投票」
です。
2020年11月1日に投開票が行われた
大阪市の住民投票です。
投票の正式名称は
「大阪市廃止・特別区設置住民投票」
というそうです。
「今までの大阪市ではなく
東京23区に似た制度に移管する」
という構想です(でした)。
住民投票の結果は次のとおりです。
・都構想 賛成: 67万5829票
・都構想 反対: 69万2996票
・差 (反対 - 賛成):1万7167票
・投票率: 62.35%
・有権者数: 224万6241人
参考
https://www.city.osaka.lg.jp/senkyo/page/0000465650.html
2つ目の事例が
「アメリカ大統領選挙」
です。
候補者は次の2人です。
・トランプ現大統領 (共和党)
・バイデン前副大統領 (民主党)
2020年11月3日に投票が行われ
11月8日現在でも開票作業が
続いているという状況です。
まだ途中経過ですが
ほぼ勝負は決していて
バイデン前副大統領の勝利です。
現時点の結果は次のとおりです。
・トランプ現大統領: 7099万3368票
・バイデン前副大統領: 7526万4567票
・差 (バイデン - トランプ): 427万1199票
・有権者登録(2016年の調査結果): 1億5760万人
参考(11月8日19時):
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201103/k10012693501000.htmlhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/
大阪都構想もアメリカ大統領も
その差を有権者全体から考えると
・大阪都構想は1万7000票の差(0.76%)
・アメリカ大統領は430万票の差(2.71%)
しかありません。
つまり、5%にも満たない意見の差で
得票数が多い意見(候補者)が
選択されるということになるわけです。
※ただし、アメリカ大統領はまだ集計中であって数値は変わる可能性あり。また、得票数が直接影響するわけありません。
・・・・・・
◆ どちらの意見も一理あることが多い
大阪都構想もアメリカ大統領も
「どちらか一方がより正しい(間違い)
というのは当てはまらないので
得票数がかなり拮抗している」
と考えるべきですよね。
「決定するために多数決を用いているだけ」
ということになります。
むしろ
「このように拮抗する場合は
どちらをなったとしても
投票者にとっては大きな違いはない」
とも考えられます。
「多数決による意思決定が
正しいことを選んでいるわけではない」
というのをこの2つの選挙から
とてもよく分かりました。
・・・・・・
◆ 自分についての意思決定は?
仕事・勉強・趣味・結婚・友達など
これから何か新しい変化を起こそう
とすると悩みます。
そのときに
周りの人(家族・友人・先生)などに
意見を聞いても様々な意見があって
結局選べないということが多いですよね。
多数決で考えて
意見が多いものを選んだ方が
正しいともなりません。
そのような状況は
先ほどの選挙と似ていると考えられます。
「様々な意見が拮抗しているが
どれが最善の選択なのかは
誰にも分からない」
ということです。
結局は
「自分がやりたい気持ちが正解である」
と思い込むしかないということです。
「未来は誰にも分からないので
勇気をもって行動するしかいない」
ということですね👍
今日のテーマは
「多数決についての疑問を
自分に当てはめてみる」
でした。
・・・・・・
最後に
多数決についての書籍を
紹介させて頂きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?