風俗依存症と夫婦関係悪化の悪循環
風俗依存症のご相談は奥さんにバレて大変なことになったからやめないといけないというケースがほとんどです。
向き合わないといけない夫婦関係の問題を放置して、抱えた不満やストレスから逃れるため風俗を利用しています。
風俗通いがバレることで夫婦関係が悪化、さらに大きな不満やストレスを抱える。
逃げ場は風俗しかないからまた通ってまた見つかってを繰り返す。
夫婦関係を悪化させる悪循環に入っていくのです。
風俗通いが発覚すると妻が不安定になる
妻は風俗に行かれたことでショックを受けて、怒り、軽蔑心、気持ち悪さ、心配、不安と様々な感情を抱きます。
とくに「また風俗を利用するんじゃないか」という不安が強い。
こまめに連絡をしてもらったり、証拠の写真を送ってもらったり、GPSで位置を把握したりしてもなかなか収まりません。
信じたくても信じられない状態になってしまうのです。
そして、いつまでも引きずって信じられない自分が嫌になってくる。
普段は何もなかったかのように過ごしていても、急にスイッチが入ったかのように責め立てて自己嫌悪に陥る人は多いです。
夫はどうすればいいかわからなくなって風俗に通う
風俗通いで妻を苦しめた張本人である夫は、たいてい最初は反省して頑張ろうとします。
しかし、何を話しても納得してくれず、いつまでも同じことを聞かれ、何をやっても信用してくれない…
「自分としてはやれることをやっているのにどうすればいいんだ!」となって、どんどん追い込まれていく。
追い込まれたら逃げたくなるのが当然の心理。
最終的にまた風俗に行くという過ちを繰り返してしまうのです。
夫婦関係悪化の悪循環は解消してもらいたい
どちらのお話を聴いていてもしんどいなと思います。
風俗通いが発覚したことで夫を信用できない気持ちもわかりますし、何をやっても信用してもらえないから追い込まれていく気持ちもわかります。
夫婦だけで解決しようとする人は多いでしょうが、お互いに感情的になったままではまともな話し合いができません。
私も妻に離婚届を突き付けられたとき、冷静に話し合うことなんて絶対に無理でしたから。
解決していくためにはカウンセラーという第三者を交えて、お互いに冷静さを保ちながら話す機会が必要だと思っています。