先日…
入院していた父が退院しました。
入院の理由は、水分を含め、口にしたものを全て嘔吐してしまうから。
父は十二指腸が狭くなっており、狭くなり過ぎるようならステント置換術をするという事を以前から医師に伝えられていました。
入院前日の定期受診では
『十二指腸は少し狭くなっているが、今、ステントを入れてしまうと小腸の方にステントが抜け落ちてしまう可能性があり、そうなるとステントの回収ができなくなって困るのでまだステント置換術をする必要はありません。』
との話でした。
しかし、次の日に緊急入院となり、ステント置換術を行いました。
ステント置換術後も胃の違和感が消えず、術前ではなく術後にあれこれと検査をし、結果、原因がよく分からない。
腹水が溜まっているからと利尿剤を処方され、少し楽になり、食事も少しずつ摂れるようになり、退院してきました。
僕が個人的に感じたことは…
・術後に詳しい検査をするってどういう事?
・入院前日の受診時の説明はいったい何だったの?
・利尿剤で落ち着くなら手術は本当に必要だったの?
といった感じです。
医師や看護師の方々は、西洋医学の概念に則って、やるべき事をして下さったのだと思います。
でも…ちょっと考えたら違和感を感じる内容だよね?と思ってしまいました。
おそらく同じような想いをされた患者さんやそのご家族は数多くおられるのではないでしょうか?
僕は医師ではありません。
でも…20年以上、健康に携わる仕事をしてきたものとして、日本の医療や介護体制はこのままでいいのかな?と、常々思います。
この体制を政治や法律で変えていくのはなかなか難しいと思います。
ボンヤリとですが…新たな文化を創ることで、社会の側から変えていく…これが1番の近道なのでは?と思います。