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週末旅をお勧め(5回目):一泊二日の函館旅で鉄と観光を両立
前回はステータス獲得も兼ねての出雲旅でしたが5回目は鉄道趣味と観光を一泊二日で計画して楽しんできました。函館は1994年に出張の時に北斗星で途中下車して少しだけ観光していますが、それから約20年後の2013年5月末に旅をしました。
【1】函館への旅の目的
最初の函館の旅は20年も前で冬だったのであまり見ていない。さらに北海道新幹線の開業を控え江差線の廃線が決まった。北海道の鉄道はおおよそ乗っているが江差線は乗ってなく廃線前に乗っておきたいというのが目的で、「鉄の趣味」を主目的ににプラスして少し観光をする事にしました。
【2】函館への旅の計画(移動・宿)
移動:函館との往復はゆっくり昼頃の便で移動し、夜の最終便で戻ってくる
移動:現地での移動は路面電車やJR北海道やバスを利用する
宿泊:旅のおおよそのルートを考え函館市内のビジネスホテルを予約
今ならJALのダイナミックパッケージでお安く予約するのですが、この時もステータス修行を兼ねていたのでJALのビジネス切符のJクラスとホテルはリーズナブルなビジネスホテルを直接予約。
【3】おおよそのルート
一泊二日の日程で函館市内の鉄活動と江差線の乗りつぶしを考え次の計画を立てた。
1日目:羽田空港(12:15)⇒JAL1165⇒(13:35)函館空港⇒市内散策⇒函館(泊)
2日目:函館⇒江差線乗りつぶし⇒函館市内散策⇒函館空港(19:40)⇒JAL1170⇒(21:10)羽田空港
【4】ここまで回れた
まだまだ初期の週末旅なので詰め込みが甘いですが一泊二日でここまで回れたというのを紹介します。
(1)1日目の行程
この日は朝一番で病院の予約がありその後に羽田空港に向かったので昼過ぎの便で移動。左側の窓側席で景色を楽しんでいると雪を抱いた岩木山が見えてきた。
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岩木山の次は青森湾の上空を飛行し津軽半島の海岸線が見えてきて、特徴のある高架橋が見えるが北海道新幹線のものでした。
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函館空港到着後は路線バスで路面電車の湯の川電停まで移動します。
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路面電車の乗りつぶしも目的の一つですがまずは付近の戸井線の廃線跡を歩きます。戸井線は戦時中に工事着工されたが完成しないで廃線となったもので、サイクリング&散策路になっている。補強がされているが当時の鉄道がとおる事を考えて作られている。
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そしてサイクリングロードの鉄橋にしてはとても立派なもので、鉄道が通る事を考えての橋だと思えば納得です。
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ひと通り巡った後は路面電車の乗りつぶしですが、湯の川電停の近くにある湯の川神社にお参りをする。
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乗りつぶしの最初は湯の川~五稜郭公園前までで、降車後は五稜郭公園を散策し五稜郭タワーから五稜郭の形を眺める
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次は五稜郭公園前~函館駅前まで乗り函館駅周辺を散策。まずは函館駅。港町の駅らしき駅舎はどことなく船を感じさせる形の建物
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次は青函連絡船を見に行くが途中で津軽丸の大錨とSLの動輪のモニュメントを見る。
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そして明治35年に開業した函館駅は今の函館駅の場所ではなく、この近くの海岸町だったそうで、そこに0マイル地点の記念碑がありましたが、宅地開発で少し動かされて置かれているそうです。
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函館は前の旅行は1994年と書きましたが一番最初は青函連絡船で通過した1971年の8月。この時に乗った摩周丸が展示されているので見に来ました。
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船内にも有料ですが乗り込むことが出来て操縦室などにも入る事が出来ます。
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青函連絡船を見学した後は函館駅前に戻り乗りつぶしで函館駅前~函館どつく前まで行く。函館どつく前の電停を撮影してから近くの函館厳島神社などを見る。
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函館どつく前までの乗りつぶしをしたので末広町までもどり元町などを散策。写真は一番有名な基坂の写真。
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ゆっくり歩くのは翌日にして波止場方面に向かい金森倉庫を散策。
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金森倉庫を見た後は一度ホテルにチェックインし少し休憩してから再び出かける。函館駅前から十字街まで路面電車に乗り、十字街の操車塔を撮影して函館ロープウェイに向かう。
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函館ロープウェイに乗って函館山展望台に行き夜景撮影の準備。日が暮れる前に函館駅方面を撮影する。ここは連絡船への線路がありカーブしている様子と連絡船が良く見える。
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日が暮れた所で函館山からの夜景を撮影しロープウェイで下まで降り、夜景を見ながらブラブラホテルまで歩くが、途中の金森倉庫の夜景を撮影して1日目は終了。
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(2)2日目の行程
2日目のメインは江差線の乗りつぶし。時間を有効に使うために一番早く江差に到着する列車を選択すると6時台に駅に向かう。早めに駅に行ったのは入線してくる北斗星を撮影するために前回の函館旅ではこの北斗星で到着した。
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そして一番早く江差まで行くのは普通列車のキハ40。
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早朝の出発なので朝食は函館駅の駅弁でかねてから考えていた「鰊みがき弁当」を購入し車内で食べる。
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木古内までの社内では「鉄マニア」には嬉しいハプニングが。なんとJR東日本の検測車のEastiDとすれ違い。通り過ぎてから撮影したがマニアが何人か撮影をしていた。
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木古内では15分ほど停車するので車内からホームに出て木古内の構内を撮影。右側は新幹線の高架橋を作っている。
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木古内からは今まで乗った事のない路線で、停車するたびに駅名表示版などを撮影しながら江差に向かう。そしていよいよ江差に到着。
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乗って来た列車で函館方面に向かうが折り返しまでは2時間ほどの時間があるので近くの開陽丸まで往復。
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戻ってからは江差駅を撮影し、プラットホームに車両が入っているところなどを撮影。これが最後になると思うとちょっと寂しいです。
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折り返しは函館行きではなく木古内どまりでそこでの乗り継ぎ時間がかなりあるので一度駅の外に出て駅舎を撮影。新幹線が開業すると駅舎も変わるのでしょう。
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プラットホームで発車時間を待っていると特急や貨物列車が多く通過する。
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木古内から函館は車窓を眺めながら乗り函館山は海の向こうの島の様に見える。
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函館駅に着いたときはタイプの違う3種類の特急用列車が並んでいるタイミングでいい感じの撮影が出来た。特にスラントノーズは臨時でたまたまというのが良い。
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そして向こうには先ほどすれ違ったEastiDが並んでいる。JR北海道は検測車を持っていないので使う時はJR東日本から借りている。
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お昼を少し過ぎていたのでまずは昼食で函館朝市に行く。
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ここで食べたのはウニいくら丼で、ちょっと贅沢をした。
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昼食後は路面電車の乗りつぶしの残っている区間という事で、函館駅前~谷地頭まで乗り谷地頭の電停を撮影。
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ここで戻っても良いのだが近くの立待岬まで歩いて行く。途中では函館の市街地が海の向こうに見える。
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そして立待岬は海峡を眺めるようなベンチが置かれていた。
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再び路面電車に乗り十字街まで戻り元町を散策する。まずは八幡坂を登り坂の上から撮影する。ここは海までまっすぐな道路が続いているのでとても映える写真がとれる。
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元町は協会が多くそれらを見ながらぶらぶらする。たくさん写真を撮影したが一枚だけ紹介。
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空港へは函館駅からリムジンバスでも行けますが、市電の乗り放題のチケットがあるので湯の川電停まで移動。降りた所でちょうどハイカラ車両が来たので撮影。
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その後は路面バスで函館空港に移動。
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空港に着いたときはまだまだ時間があるので展望デッキで離陸する飛行機などを撮影。
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帰りの飛行機は19時40分発なので夕食は空港で食べる事にして貯めたのはこの定食。
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【4】まとめ
一泊二日の旅ですが初日はお昼の飛行機での移動で実質は1.5日の旅ですが、目的の鉄活動である路面電車の乗りつぶしと江差線の乗りつぶしに戸井線廃線跡や連絡船などは全て計画通り出来、観光スポットも一番有名な五稜郭と立待岬に元町などそこそこ回る事が出来た。でも江差線は廃線になってしまい、この旅をもう一度できなくなったのは残念。