週末旅をお勧め(35回目):一泊二日で釧路から根室を回る
35回目の投稿は釧路から根室です。首都圏の会社に勤務していて帯広の事業所も担当していたので帯広には100日/年くらい滞在し週末に釧路などにも遊びにいっていました。ほかにも旅行などで10回以上行っているのに何故?と思われるでしょうが次の理由です
・JALのキャンペーン当選の10万円の利用期限が迫った
・コロナ渦で旅行も制限されていた
という事で、人との接触が少ない場所を車で回るという選択をした結果です
【1】今回の旅の目的
せっかく当選したクーポンの有効利用が一番の目的で観光でほとんど行ってるのですが、落石岬から根室本線(花咲線)の車両撮影と涙岬の散策だけはしたい。他にはコロナ渦での空港や宿の状況を確認する事
【2】根室への旅の計画(移動・宿)
今回の旅では往復の飛行機と一泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約しました。羽田⇔釧路はコロナで1往復/日に減便されていたが、日によっては2便の時があり、その日に設定
移動:羽田⇔釧路の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:レンタカーをJALダイナミックパッケージで予約
宿泊:根室のホテルをダイナミックパッケージで予約
【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(12:45)→JAL543→(14:25)釧路空港→ドライブ→根室(泊)
2日目:根室→ドライブ→釧路空港(20:15)→JAL544→(21:55)羽田空港
【4】根室旅行の写真レポート
(1)1日目の行程
いつもは早朝の出発でラウンジで朝食を食べるが人との接触を避けるので展望デッキで飛行機を見ながら朝食ではなく昼食を取る
セキュリティの締め切りに少し余裕を持ち出発階に降りるとテレ東の特設ショップがあり「充電させてもらえませんか」のバイクが置いてあった
セキュリティを抜けた先も人が非常に少ない
そして出発案内でも欠航がいっぱいで悲しくなるね
搭乗口についていつものように撮影したが、一番右側のディスプレイは搭乗する機種の情報などが表示されていたけど、今は機内の換気についての説明で安心のためかな
便数も少なくなっているのに搭乗人数も少ない。滑走路に向かって羽田空港内を移動しているときもあちこちで駐機している機材が多い
そしていつもの様に羽田空港からの離陸動画を撮影。いつもより離陸までの時間が短いような気がするが減便の影響?
関東地方はあまり天気が良くなく雲が多かったので釧路に近づいてから写真を撮影。釧路空港は海からまっすぐにアプローチするのかと思いましたが風の関係か内陸から大きく回っての着陸で北海道らしい川のうねうねが見えていました
まだ高度が高いのと方角的に着陸はまだ先そうです
高度がだいぶ下がり農地や家々がハッキリと見えて来ました
もうすぐ着陸で、密集した町並みが見えてきました
滑走路から誘導路を通りエプロンに入るときにターミナルビルが見えて来た
そして釧路空港に着陸するときの動画も撮影
レンタカーを借りて出発です。到着が14時半と遅いので基本的には根室まで移動するだけですが通り道でいくつかは寄っていきます。最初は根室本線(花咲線)の浜中駅です。根室本線の浜中駅はルパン三世のモンキーパンチ先生の故郷で駅舎には次元と銭形警部が一緒にいる
駅舎に入ると窓口にはとびっきりの美人が。不二子ちゃんです
線路は単線です。根室本線と名前がついていますが釧路(東釧路)から根室の間はローカル線になってしまいましたね。昔は根室発の函館行きの優等列車などが走っていた路線でした
ルパンはどこ?と思ったらプラットホームの駅名表示の隣にいました
春国岱は砂州が島になって長さ8kmもの島で風蓮湖と根室湾を仕切るように延びています
一体は湿原になっていて野鳥と様々な植物の宝庫です
もう夕方になったので根室市街地に移動です。ホテルにチェックインして近くを歩きましたが食事ができるような所は自粛で休みなのでセコマで大盛カツ丼を買って部屋で夕食です。セコマのカツ丼は好きなのでちょっと嬉しいですが
(2)2日目の行程
2日目は根室半島の北側から回ってから海岸線を釧路まで戻ります。ほとんどのところは回っているのでマニアックな場所や花などを中心にします。最初は牧の内飛行場跡で別名を根室第二飛行場と言い、大日本帝国海軍の軍用飛行場で1943年完成し1945年の終戦と共に廃止になり農地になっていましたが、一部は痕跡が残っています
滑走路の所は痕跡が残っていますが、航空自衛隊根室分屯地の管理で入れなかったです
ノッカマップ埼灯台は根室市内から納沙布岬に向かう道の左側にある灯台です。この灯台のあるあたりは地磁気の異常が認められるという海保の説明があり、この岬から1海里以内では地中の火成岩の影響で船のコンパスが狂うので重要な灯台になっています
原生花園と言えば網走近くの網釧線沿いが有名ですが、根室半島にもあります。中では馬が放牧されていて、その為に2重の柵があり、開けて散策する事になります
柵の中は雨で見通しも良くないので散策はどうしようかと考えたのですが、花などをみるので影響は少ないと考え散策することにしました
確かホザキシモツケという説明があったと記憶している花です
ワスレナグサという説明がある花が咲いていました
帰りに木道と柵を撮影しました。 この写真の後ろ側にもう一つゲートがある二重ゲートで馬が出られないようにしています
納沙布岬灯台の所に来ましたが雨が強くなって来たので車の中から写真を撮影するだけにしました。この灯台や岬の付近には何度も来ていて夏の良い天気の時の写真もあるので
今回の目的の一つの落石岬に来てみましたが霧で風景が見えないし、雨の後で濡れそうなので散策は諦めました。夏や秋に来て散策しているので無理に行くことはしなくても良いと判断しました
落石岬の散策路は諦めましたが、花咲線の列車を撮影しようと有名な撮影地に来てみましたが、霧が濃くて線路を見通すことが出来ません。時間も迫っていたので諦めて落石駅に移動する事にします
落石駅のプラットホームで待ちますが、ここでも霧が強く入線してくる列車はヘッドライトの灯りがかすかに見えるだけです
ここまで近づいてやっと見えてきました。ラッキーなことにキハ54のラッピングトレインの流氷物語号でした
羨古丹駐車公園は(ウラヤコタン)と読み北太平洋シーサイドラインの海岸線にある公園で景色の良いところですが、霧で見えなくなっています
風の吹き方で駐車場から少しだけ海岸線が見えてきました
霧が多いと書いて霧多布岬で、その名前の通り霧が凄いです。この岬は正式名は湯沸岬で何回か来たことがありますが、アゼチの岬には来たことがなく行ってみたかったのですが、この霧です
少し看板の所からいってみましたがこの先も景色は見られそうもないので諦めました
灯台のある方にも来てみましたが全く先が見えません
少しだけ海岸線が見える所がありました
遠くは見えないのですが近くはハッキリと見えます。黄色い花が咲いていました
海岸線の先に少しの岩場と突き立った棒状の岩が見えました
霧多布湿原センターは霧多布湿原の散策路のスタート地点にあるセンターで、そこからの眺めです
散策路はやちぼうず木道という名前がついています。ここを歩いて花の撮影です
赤紫の花が咲いていました
近くで撮影したものでかなり小さな花でした
白い小さな花が固まって咲いていました
次は琵琶瀬木道です。別海厚岸線から湿原に入り込むような木道があり、歩いてみました。木道から色々な花場見られこの花は6月下旬から先始める紫の花はエゾフウロです。花が咲く期間が長い花です
この白い花はヤマブキショウマで感じでは山吹升麻で学名は「やぎのひげ」です
この紫色の花はシオガマギクで花びらも葉っぱも勝手な方向を向いているのが特徴です
木道の終点は琵琶瀬川と泥川の合流地点付近です。その先はすぐ海になっています
木道の先は展望デッキになっていますが景色はそんなによくないですが、きっと野鳥を観察するのだろうと思います
今回の旅の目的の涙岬に来ました。この地域は何回も来ているのに来たことがなかった場所です。涙岬は浜中町にありモンキーパンチ先生の故郷であり浜中駅と同じで駐車場の案内板にはルパン三世が漁師になったようなイラストがありました
駐車場から岬へは草原の中の遊歩道を歩いていきます
涙岬はこの割れ目の右側の岬ですが岬の特徴的な風景を見るにに左側の台地からなので左に行きます
左側の台地も草が生えていてなだらかに両側がきれ落ちているのでどこまで横にずれて良いのかがわからなくなるので、安全のために歩ける範囲は柵で囲まれています
涙岬はこの写真で見えるとおり先端に穴が空いている岬です。厚岸の若者と霧多布の網元の娘が恋に落ち嵐の日に厚岸から船で霧多布に向かう時にここで座礁し、悲しんだ娘が泣きながら若者の名を呼んだと言われる伝説で、岬が娘の顔に見えるそうですがよくわかりません
涙岬には立岩というのがあり、海岸線からすぐ先に立っています。娘の悲しい叫びに向かって岸にたどり着こうとしている若者の姿だと言われています。嵐の夜には娘の悲しい声と若者の叫ぶ声が聞こえるそうですが、岬の穴の開いた所に風が通るとそういう音が出るのかも知れません
立岩の手前の崖は流れの悪い溶岩が固まったような岩になっています。実際にはどのようにしてこういう形になったのでしょうか?
涙岩を見る展望台と立岩を見る場所の分岐点は草原の中にこいう分岐案内が立っています
あやめヶ原も景色のいい場所です。県道に大きな駐車場がありますが、そこからだと結構歩きます。県道から奥に入る道は狭くて車が通ってよいのかと思うような道ですが奥にも大きな駐車場があります。その駐車場から岬の先端に向かう道で今日は霧が多くて景色は期待できそうもありません
一番奥の岬の先端にある展望台ですが、霧が凄くて全く見えなかったので展望台を撮影しました
展望台から横に行く道の突き当りで撮影してみましたが、岬の先端がかすかに見える程度でした
あやめヶ原も馬が放牧されています。足が太く立派なドサンコですね
付近の一帯が原生花園となっていて花が咲いている場所のようですが、雨も降り出してきたので行かないで車に戻ることにしました
馬が放牧されているので、ここにもゲートがあり自分で開けて入っていくようになっています
道路わきの看板の交通安全の看板が朽ち果てている感じですが横はリアルだなぁと思いました
リアルだったのは作り物ではなく本物の鹿でした
北海道は難読な地名が多くその中の一つであるセキネップ展望台で、セキネップは賤夫向と漢字で書かれ、その難読を説明した看板がここにあります
展望台からの視界は霧で全く見えませんでした
フィッシャーマンズワーフMOOは釧路の幣舞橋の近くにある商業施設で横にある宇宙船のような建物が目印です。この宇宙船の部分は温室になっていて冬でも木々が茂っていて公園になっています
確か建物内にお店があった気がしますがコロナで換気の良い屋外のテントで営業しているのでしょうか?
釧路空港は近くに釧路湿原がありタンチョウヅルの生息地なので愛称としてたんちょう釧路空港という名前がついていて、ターミナルビルの前にはそのオブジェがあります
北海道の空港にはよくある気温表示で7月ですが天気が良くないのであまりあがっていませんね
北海道と言えばヒグマでそのオブジェもありました。北海道は仕事で良く出張していてリアルに野生のヒグマも見ているのでちょっと怖いです
ターミナルビルの上は角度により「たんちょう」の文字しか見えない事があります。横にはタンチョウヅルのオブジェがありますね
時間的に羽田到着が遅いので空港で食事にしました。コロナ渦ですがレストランが営業していて良かったです
食後に展望デッキにあがってみましたが霧が凄いです
展望デッキからエプロンを撮影したもので、ボーディングブリッジは見えますがその向こうの滑走路は全く見えません。釧路空港は霧が凄く着陸できるかが不安になりますが、霧はいつも発生する場所なので計器着陸装置の最高グレードの設備が設置されています。カテゴリーで示されⅢbになっています。(同じグレードは成田・青森・熊本・中部国際・広島・新千歳・羽田)
ターミナル内はオブジェなどが配置され吹き抜けの開放感のある建物です
最後は搭乗ゲートの表示板を撮影して終了です。天気が悪く途中の観光も省略したので空港で夕食を食べてもまだ1時間の余裕があります
機内に搭乗し外を見たのですが霧と雨で全く見えません。機内からの写真や離陸動画はあきらめました。羽田空港に着陸するときは首都圏の夜景も見えていたので動画を撮影
自宅に戻り今回の旅で記録したGPSログを地図に落としたものはこれです
【5】まとめ
・コロナ渦ですが都市は訪問せず自然の観光地なので人との接触はほとんど
なしで回ることができた
・初日は曇り、2日目は雨が降るなど天気がいまいちで写真がうまく撮影が
できなかったのは残念だった
・この旅でかかった費用は次の表のとおりです。JALのクーポンの10万円
があったので飛行機は往復Jクラスとしレンタカーもグレードを上げたの
でツアー代金は高いですが負担0でした